【当日記について】こちらは日記というか、思いついたとき何かを更新する不思議なログ置き場になっております。活動等の近況は 情報ブログ または Ci-en および X/Twitter を参照願います>_<
試用運転中のブログはこちら…!
水堂とらくの最新作および旧作は DLsiteがるまに にて全作品を販売中です!オリジナルR18コミック(ショタ以外のコミックのみ)はDLsite提携ストアの コミックシーモア , BookLive でも販売しています♪

2025年05月09日

【カミマイ6】湯上りの蜜

走り抜けろ上舞!…じゃない、カミマイ!…ということで
元ネタを知らない方も大歓迎の更新です

二人はどうなるのでしょうか…!?

★★★

水堂とらくファン作品・空の民草の民シリーズより


幻想水滸伝2【カミマイ】妄想6

カミュー×マイクロトフ

湯上りの蜜




ロックアックスでの風呂と言えば、サウナが常識だ

蒸気で全身を温めて血行の促進を促し、身体の内外を同時に整える

個人の邸宅にはそれほど大掛かりなものはないが、街には男性専用の大衆浴場が幾つか点在するほど市民にとってはメジャーな代物で、騎士団内でも各部署に詰める騎士専用の大浴場が備わっていた

特にマチルダ騎士団で最大の団員数を誇る青騎士団の詰め所では、入れ替わり立ち替わり、芋洗い状態で騎士たちが汗を流す光景も珍しくない

もし仮にマチルダ騎士団をスポーツが盛んな学園に例えるならば

青騎士団は体育会系の部員たち

赤騎士はそれ以外の学術的、芸術的、工学的な趣味が犇めく文科系

白騎士は彼らを取り仕切る執行部

…という具合になるだろう


市民の間で騎士団の色の違いと役割については漠然としか把握されていないが、かなり細部まで各々の長短に見合う役割が決められていた


そしてその運動部の猛者たちで溢れかえるイメージのある青騎士団は、団長であるマイクロトフを中心に、やはり体育会系のノリで結束をしていた

水を被った熱された石から水蒸気が勢いよく立ちのぼり、湯気が彼らの体全体を覆う大きな浴場で、団長を中心に、男同士、裸での打ち合わせに余念がなかった

本来であれば政務室の長い机の前で点呼を行ってから確認作業行うのだが、演習から帰った者や砦の任から帰還した者の慰労を兼ねて、ここで報告会を開きたいというマイクロトフ立っての望みを聞き入れた形になる

青騎士団ではそれが半ば慣例化していたので、全員が長いタオルを腰に巻いた上半身裸の恰好で、上下の別なくマイクロトフを囲むように、突き出した岩のようなものを椅子に見立てて腰掛けている

所謂裸の付き合いで、酒が絡まない分、蒸し暑さに耐性があれば誰もが快適に議事を進められる環境だった

無論、その間も夜の勤務を終えた担当騎士がサウナに出入りを繰り返す

水分の補給をしかと各自で確保させ、マイクロトフは居並ぶ部下たちの話に耳を傾けた

錚々たる青騎士団のメンバーが集う中、肌の色も髪の色も、もちろん体型は疎か筋肉のつき具合、バランスまで、見事に皆バラバラだ

マイクロトフだけが飛び抜けて色が白いというわけではないし、癖のある毛髪の黒髪の騎士もいる

茶系でも赤の騎士団長ほど明るい色の頭髪はないが、焦げた茶色や赤土色、グレーからアッシュ、白まで様々だ

一様に短く髪の裾を切り、清潔感が保たれている

爽やかなロックアックスの若者らしい佇まいだった

先代を補佐した青騎士団の執行部は、解散した後は後輩の育成に尽力している

若い世代が多く、年長であってもマイクロトフより八つか九つ上がいるくらいだ

騎士となり、十年も経てば進退の都合によっては騎士を辞めたり、騎士学校で責任ある立場を任される

マチルダ騎士団では白騎士以外はかなり引退時期が早い

若い力を重要視して世代交代を早めている理由は、マチルダ騎士団の上層部が手駒として扱いやすいと考えているからだろう

戦闘が必要な場面では元騎士も駆り出されるので、実質、騎士団を退いても忠誠は常にマチルダに在る、帰属する、ということになる

それでもマチルダの騎士たちが、夢や希望に満ち溢れている若者たちであることに間違いはない

マイクロトフが団長の任を引き継いだのは確かに若い時分だったが、歴代の騎士団長の中で最年少というわけではない

しっかりと後任を任せられるだけの器に仕上げたいとの前団長の意向の下、マイクロトフは青騎士団の各部隊を隅々まで回らされた経緯がある

どこで誰が何を担うのか、実地で事細かに教えられ、覚えさせられた

並大抵の根性と努力の積み重ねなくしては、大抵の者は途中で根を上げる

白騎士や赤騎士がキャリアだというのなら、青騎士は現場で叩き上げられた精鋭揃いだ

それを束ねる者は、更に並大抵の努力では事足りない

青騎士団が多くの人員を有し、しかも中身は体育会系だと囁かれる理由はそんなところにあった


「報告は以上です」


秘密裏に行った業務ではなかったので、同じ青騎士に聞かれても問題はない

ご苦労、とねぎらい、マイクロトフは会の解散を宣言した

机上で立ったまま行うよりは、他の騎士たちも幾分リラックスできる

そう考えたからこそ風呂場での開催を提案したのだが、マイクロトフ自身も話をしているうちに十分に体も温まり、あとは冷たい水を頭から被って出て行けば済むところだった

肌の上に無数の玉となって浮かんだ水滴を拭い、身につけた長布を解くと誰もが見惚れる見事な裸身が露になった

脱衣所で元の騎士服に着替え、残り時間で他の政務に当たることを決める

蒸気を満たした室内から散っていく団員たちは、これから休暇に就く者、担当部署に戻る者、口頭以外の報告書と向かい合う者、書類と再びにらみ合う者、様々だ

マイクロトフは頭に叩き込んだ諸々の報告内容を上層部に提出する用紙に書き起こすため、おのれの執務室に戻ろうと決心した




大浴場を出て、庭を突っ切り上への階段を目指そうとして、見知った影を見咎める


カミューだ


何をしているのかと思ったが、大方いつも通りの散策だろう

一応、体面としては別部署の管轄内ではあるのだが


赤騎士の仕事は自分のように机にかじりつくか、対外的なものが多い

白騎士の代わりに社交の場に駆り出されて騎士団代表の代理としての役目を果たしたり、簡易な挨拶や懇談など、町議会に召集されたり、婦人たちの社交の場に呼び出されたり、裁判の担当をしたり、揉め事の解決に奔走したり、色々だ

肉体労働よりも社会的な細かな任に当たることが多いので、マイクロトフから見れば非常に苦手で厄介な役どころだし、覚えることも実際に多いと聞いている

それなりの地位にある人物の顔と名前と役職と家柄と家族と歴史を個別に記憶し、それぞれに当てはまる様式、仕様、仕来り、手法、嗜好をすべて頭に入れた上で交流し、友好を結び、時に駆け引きを交えて辞令を実行し、成果を上げなければならない部署だ

年末や年始の挨拶に出向いたり招待される数と量が、青騎士団長であるマイクロトフの比ではなかったことからも容易に推測できる

加えて、その体一つで騎士団と他の場とのパイプ役を努めねばならない

精神的にすり減るので、天才的な手腕か、天性の資質がないとやっていけないと見習だった頃に同期だった赤騎士から耳にしたことがある

同じ騎士でも、青騎士の方が段違いでわかりやすい職務に就いていることをマイクロトフは理解している

例え、前線で働き続けるための肉体的疲労が青騎士たちには常に付随していたとしても



ここまで声が聞こえてきたよ、と男は言った


大声を張り上げたつもりはない、とマイクロトフは返した


カミューという名前を持つ赤騎士団長は、意外と張りのある良い美声だと友人を褒め称えた

お世辞と思えなくもなかったが、今度からは声量を抑えるようにする、とマイクロトフは顰めっ面で答えるにとどめた

次いで、先日は手間をかけた、と言葉を継ぐ

何のことを指しているのか、カミューはすぐには思い至らなかったようだ


意識を失った自分をソファまで運んでくれたのだろう?


そう水を差し向けると、ああ、と合点したような声がその口元から漏れた

カミューは笑みを絶やさないままでいる

それほど、風呂場から聞こえた歓談の中身が面白かったのだろうか


気にしなくていい、と、いつもならばそう返したのかもしれない

いつもの親友であれば


礼をもらっていないな、とカミューは笑った

その瞳には不敵な光が見え隠れする


陽光に透けてベージュ色をしたブロンドのように輝く髪と同じ、それよりも少し濃い色調の品の良い睫毛が揺れる

礼などない、と言いかけて、カミューがゆっくりと前進してくるのをマイクロトフは肌で知覚した


一歩一歩、歩を進める者を相手に逃げる行為など愚の骨頂だし、突き飛ばすのも同じ団長としてやっていいことではない

近づいてきたところで戦場の敵ではないのだし、ここは戦場ではないのだし、無害だろうとは確信していたが、相手が何を考えているのかまでは見透かすことができなかった


何も考えていない

そう答を弾き出し、ただ正面から対峙したまま、待つ


カミューの手袋に包まれた指が、額にかかる短い前髪を払うように触れ、離れた


「………?」


まだ濡れていたのだろう

確かに適当にしか水分を拭っていなかったが、カミューの白い愛用の手袋を湿らせるほど毛先に集まり、滴るほどではなかったものの透明な雫が生まれていたのだと気がついた

そのまま手は体の横脇には戻らず、カミューは水の香りを楽しむように鼻先でそれを探る優美な仕草をした

瞼を浅く伏せ、意味ありげにつぶやいた


夜の匂いがする


時刻的に、そんなものが来るにはまだ数刻を要する

耳に届いた感想に、詩的なのかそれ以外の意味合いがあるのかを判断しかね、風邪を引く前に戻る、と断ってからマイクロトフは友人に背を向けた



なぜかはわからない


触れていないはずなのに、額が炎を掠めた時のように熱い


そんな気がした



DLsiteがるまにさんで、サークル・はりこのとら紙老虎の作品
買ってくださる方にはありがとうございます!

【PR】
image
★サークル・はりこのとら紙老虎のオリジナルR18コミックはDLsiteがるまにで販売中!
タグ:カミマイ
posted by 水堂とらく@はりこのとら紙老虎 at 08:57 | 日々の更新2025
Page Top / ブログのTOPへ

2025年05月08日

【カミマイ5】遠き誓い

カミマイは2003年ぶりの更新となるのですが
空の民草の民シリーズを完結させるべく
かなり速足で駆け抜けます

二人がゴールインするまで…!

★★★

水堂とらくファン作品・空の民草の民シリーズより


幻想水滸伝2【カミマイ】妄想5

カミュー×マイクロトフ

遠き誓い




愛している、と男は言った


昔からよく知る、親友の顔で

その表面には苦しそうな影が見てとれ、騎士団が誇る玲瓏たる美丈夫の、涼しげな目元はなりを潜めていた


隠すことのできない激情を、烈火の如き本性を、友である自身は知っている

それが男の持つ、雄々しく強大な、羽ばたける真の自由、翼であることも


外面などどうでもいい

本当の姿を、本心を、おまえにだけは見せられる

そして告げたい

嘘偽りのない姿で


物言わぬ口が、眼が、真っ直ぐに自身に向かい、目を瞑っても瞼を灼いて射抜いてくる


わかっている、とすぐさま思いが喉まで出かけた


その苦渋とも苦悶ともつかぬ秀貌を前にして、理性がたじろぐことはなかった


よく知っている

よく見えている

その心も、面差しも、そして相手が見ている景色も目指すものも

あれだけ飽くことなく共に語らい、作り上げた時間がある

かけがえのないもの

何にも代え難い、代えてはならない刻そのもの



わかっている、と自分は答えた

だが、それ以上言葉が続かない

俺も、とは言い出せない

愛よりも、今は、もっと



大事の前に、自分たちには、少なくとも自身には、完璧に果たさねばならない役目がある

重責が

自らが好んで背負った責務

マチルダの現状と未来

人々の顔

故郷に根ざした志を、明確なこの想いと両天秤にかけることはできなかった



目の前の男は笑っている

口元だけを器用に歪めて

哀しげではなく、自嘲がそこに浮かんでいるかのように


手をこまねいているうちに、どこかへ行ってしまうよ、と訴えているようでもある


ならば、俺は孤独を選ぶ

そう答える前に、利き腕を伸ばされ、相手の長い指が手袋越しに口元に当てられた


使い慣れた、しかし清潔な香りが鼻腔を過ぎる


それを許すと思うのかと


唇の動きだけで、男は無言のまま告げた





ハッと意識が目覚めた瞬間、ひどく汗をかいていたと思う


団長服の上着をかけられ、ソファの上に仰臥していたようだ


机の上で意識を失っていたよ、と少年の声が聞こえる


ああ、と片言で返事をする


外にいた騎士の一人が気づいてここに寝かせてくれたのか

少年の姿の彼には、成人男子でその上重い騎士服を着込んだ体を運ぶことなどできないだろうから、誰かを呼んで手助けを請うたのかもしれない

カミューの容姿や声は自分以外には感知できないもののようだが、他者の意識にささやきかける作用はあるようだ

気のせいか?、と思われることを、見えない者が誰に命じられたわけでもなく自然とやってのけるというか

カミューの存在というのは不思議なことだが、悪霊でも幽霊でもない、空気や風に近いものであるのかもしれなかった


「…手間をかけた」


もう大丈夫だと、それほど長くないと思った休眠が完了したとの旨を簡潔に伝えると、カミューは神妙な面持ちでこちらを見た

マイクロトフ、と名を呼び、少し遅れてから、大分魘されていたよと告げた


それに対して端的な応答を返す

悪夢のような正夢のような世界から完全に自我を切り離し、すでに平素の自分に戻っている

覚醒後のコンディションを意識的に整える作業ができることは、指揮官にとって不可欠な要素だ

いつまでも、部下たちの前で疲労困憊であってはならない


「大事ない、心配をするな」


ロックアックスで士官学校を受験した頃よりも前の背格好なのだろう

マイクロトフの知っている昔のカミューよりもわずかに背の低い少年は、じっとこちらを凝視したままだ


何かを言いたげであることを察し、どうした、と穏やかに促す

自分はこの少年に気を許しているのだということを、しっかりと自覚しながら


「おまえをここへ寝かせたのは、私だよ」


赤い騎士服の方の


「……………」


咄嗟に言葉が出てこなかった

しかし一方で、やはり、という自意識がある

おそらくまた男の気まぐれで、青の騎士団長が詰める執務室に乗り込んできただけなのだろうが


小さき友であるこのカミューがわざわざ大人の方のカミューに働きかけたとの想像はしづらい

ただでさえ愛する弟を独り占めにされているのだから、同じカミューであるとはいえ、もう一人の自分に塩を送る真似はしないだろう

親友をソファに運ぶだけの行為が、果たして何の得になるのかは甚だ疑問だが


空気が違うのだ

あちらのカミューが訪れると

今目の前にいる少年は陽光を一身に浴びた葉と風の匂いがする

けれど親友の場合はその居場所に、どこか甘美で、そしてそれに劣らぬ整然とした、寂寥たる沙漠の香りが残る

人当たりの良い柔らかな笑みの裏、ひどく困難な場所に隠された、誇り高き民としての矜持が空気を変える

誰も気づかぬことであったろうが、自分には彼という存在の持つ、本当の魂の在り方がわかる

色がわかる

世界を感じる


そうか、と、乾いたような声を発して、マイクロトフはかすかにその表を俯けた





「愛しているんだよ、マイクロトフ」


少年の姿のカミューは言った


主語はなかった

一人称はなかった



夢の中同様に、マイクロトフは即座には答えられなかった

あるいは、あれは夢などではない、現実の出来事であったのかもしれない

実際にカミューは、ここに来て、ここで告げたのかもしれない

独白のような告白を



わかっている

わかっていた

おそらくすべて、自分は知っている

その内情、劣情、過剰とも思しき火のさがを

自分など足元に及ばぬほどの高潔な魂の道筋も何もかも



だが、今は



今では駄目なのだと




呼吸が詰まる苦しさを感じながら、口中で真理が出口を求めて彷徨った



DLsiteがるまにさんで、サークル・はりこのとら紙老虎の作品
買ってくださる方にはありがとうございます!

【PR】
image
★サークル・はりこのとら紙老虎のオリジナルR18コミックはDLsiteがるまにで販売中!
タグ:カミマイ
posted by 水堂とらく@はりこのとら紙老虎 at 10:27 | 日々の更新2025
Page Top / ブログのTOPへ

2025年05月07日

【カミマイ4】カミューの大事な小さな弟

本日腱鞘炎の通院日でしたが
あまりぱっとしない感じで、症状の進展はあまりあるようでないような
(引かない腱鞘炎の(腱の炎症の)状態が悪化することもあるとのことなので)
担当された方には本当に毎度ご迷惑をおかけします

ホルモンが影響することもあるとのことで
内在的なものが要因になるとのお話も

季節的なものでもホルモンのバランスが崩れるので
良くなっても再発することが多いとかそうでもないとかで
ドケルバン病は個人差が極めて出る病気のようです

頭が痛くなるぅ…!

ということで、
完治の日は…現段階では未定です…!!!


そして一気にゴールインまで書き上げたい気持ちにとらわれながらの
十数年ぶりのカミマイ更新の続きです…!

★★★

水堂とらくファン作品・空の民草の民シリーズより


幻想水滸伝2【カミマイ】妄想4

カミュー×マイクロトフ

カミューの大事な小さな弟




カミューには小さな弟がいるらしい

その弟が赤騎士団長室に入り浸り、あろうことか帰って来ないのだと言う


カミューが語る話の中身は、マイクロトフの硬い脳味噌では何ひとつ理解することができなかった

わからん、と一言口にして匙を投げてしまえばすぐに片がつくところだが、親友であるはずのあの男の下に兄弟などいただろうかと思い直し、僅かに首を傾げる

マイクロトフは記憶力が良い方であるとは言えなかったが、カミューが話したことのある内容についてはしっかりと覚えている自信があった

特に家族構成については、対人の場面で相手の人となりを知る上で不可欠な要素だと感じている

カミュー以外でも、家族の面々を知ることは人付き合いで最も重要なことだと考えていた

どんな素地があって目の前の人物が育成、形成されたのか、ある種の考えの基となるからだ


大事な下の弟に関して、カミューは多くを語らなかった

とにかく無心で心を削るほど大切な者であるらしい

溺愛しているらしき素振りは、団長であるカミューへの嫉妬にも似た感情からも明らかだった


同じカミューなのにな


そう思うと、マイクロトフは就業中であるというのに不謹慎だとは自覚しつつも、少し笑いたい衝動に襲われた


「笑い事じゃないんだよ、マイクロトフ」


正直に表面に出てしまった感情を見咎められ、年下のなりをしている親友から真剣な眼差しで注意を受ける


「す、すまん」


反射的に謝ってしまったが、それにしても奇妙だなと思わずにはいられない

今以てマイクロトフの頭の中を占めているのは、カミューには確か、弟はいなかったという事実だ

カミューの故郷には、上には兄が、下には妹が一人ずついるだけのはずだ

寄宿舎暮らしをしていた時分に、本人の口から直接聞いた思い出がマイクロトフの中にある

異郷から来た親友だからこそ、時間を惜しんでかつては色々な話をしたものだ


「…弟のようなものだよ」


曖昧な断定に、更に首を横に傾ける


今日割り当てられた仕事は、カミューの手伝いがあって思いの外早く切り上げられた

普段ならば終わった途端即座に部屋を出て、青騎士たちが詰めている政務室へ移動して手伝えることがあれば助力を惜しまず、なければ外の見回りに飛び出しているところだが

珍しく話し込んでいることに自分でも気づいていたが、特段わるい気はしなかった

そもそも提出された大量の報告書の確認作業を短時間で終えられたのは、眼前の少年のおかげなのだから


「…ということは、カミューとは血が繋がっていないのだな?」


カミューは否定をしなかったので、恐らくそうなのだろう


とにかく一刻も早くうちへ連れて帰りたかったらしいが、相手はいやだと言い張っているらしい


「面と向かって言われたわけではないけどね…」


カミューらしくもなく、言葉を濁す


聞けば聞くほどよくわからない


この場合、年齢こそ違えど同名且つそっくりな人物がこの世界に二人同時に存在しているということ自体、わからない方がいいのかもしれない

深入りしていいものかとふと考えたが、困っている者を助けないというのも騎士の恥ではある

カミューはマイクロトフに尽力を求めてはいないが、事情を話してくれたことはマイクロトフにとって喜ばしくない事実ではなかった

親愛を感じていると言えば奇妙な心地にとらわれるが、年下の者の相談に乗ってやれなくて何が騎士なのかと思うからだ

そんなことを考えつつ、マイクロトフは気負いなく言い継いだ


「ほとぼりが冷めるまで、待ってやるというわけか…」


カミューが故郷の人間としては珍しくないほど家族思いであることは熟知している

自分のように幼い頃から実の両親と離れて暮らしていたわけではないし、一家の次長として責任感が殊の外強いことも知っている

家長である兄を立て、妹の面倒を看つつ、遠くで働く父親の代わりに母を支える

そのために立身の口を求めて、わざわざ遠いグラスランドの地からカミューはマチルダ騎士団領まで単身でやって来たのだ

そのカミューを手こずらせ、しかも深い愛情を持って接している対象であるのだとすれば、尚更踏ん切りがつかなくなるのも無理はない

どうしても今はいやだと言うのなら、仕方のないことなのだろう

言動の中には、無理強いをして嫌われたくはないらしいカミューの本音が見え隠れしているようだった

そしてその相手にも、自分の無様な姿を見せたくないのだと言う

今の赤騎士団長であるカミューも同じことを言うだろう、とマイクロトフは思った


「こちらとしても、余裕を見せなければいけないからね」


カミューの言に、大変だな、とマイクロトフは内心で苦笑を漏らした

体面上、どうあっても本心を好いた相手に見せるわけにはいかないらしい

溺愛するほどの存在がいないマイクロトフには半分しかその気持ちを理解することはできないが、男としての意地があるのだということはよくわかった


「それにしても、頑固なのだな」


カミューの弟は


マイクロトフの感想に、それはおまえのことだよ、とカミューは胸中で嘯いた


DLsiteがるまにさんで、サークル・はりこのとら紙老虎の作品
買ってくださる方にはありがとうございます!

【PR】
image
★サークル・はりこのとら紙老虎のオリジナルR18コミックはDLsiteがるまにで販売中!
タグ:カミマイ
posted by 水堂とらく@はりこのとら紙老虎 at 12:25 | 日々の更新2025
Page Top / ブログのTOPへ

2025年05月06日

【カミマイ3】少年カミューとの出逢い

ということで、二人の出逢い編

★★★

水堂とらくファン作品・空の民草の民シリーズより


幻想水滸伝2【カミマイ】妄想3

カミュー×マイクロトフ

少年カミューとの出逢い




初めてマイクロトフが少年の姿をしたカミューと対面したのはいつだったのか、とうに忘れた


始めは、子どもの幽霊か妖の類と思い、取り立てて気にはしなかった

彼が育ったロックアックスでも昔話やおとぎ話の内容には事欠かない

生憎それらの知識を幼年期に摂取しなかったマイクロトフは、そんな言い伝えもあるのか、という程度の感慨しか念頭になかった

この歳になって怯えることなどないし、遭遇したところで肝を冷やすような繊細さも持ち合わせてはいなかった

マイクロトフが気がつきながら見て見ぬ振りをしていた理由のひとつには、何かを探しているかのように、その人物が館内の廊下を通り過ぎるだけだったことも挙げられた


とはいえ、すれ違うだけとはいえさすがに管轄の騎士団が務める部署の最高責任者だったマイクロトフは、警備に当たる騎士たちにその場で異常はないかどうかを何度も確認した

しかし部下たちの口からは、平常通りです、の一言しか常に聞こえてこない

マイクロトフの背後では、カミューによく似た少年が探すような素振りで周囲を窺い続けているにも関わらず


どうやら自分にしか見えていないのだな、と悟った超現実主義であるマイクロトフは、実害がないのならば放っておくとの自身の方針の下、カミューに似た存在を意識の外へ追いやるよう努力した

けれど数日経ったある日、軽いため息を吐きながら執務室にやって来て、そこにあるソファの上に当たり前のように腰掛けた少年に、思わず声をかけてしまった

それほど、不意の来訪者が落胆した様子だったからだ


「失せ物は見つからなかったのか…?」


カミューに似た少年は、わずかに憔悴したような顔つきだったが、声色には変化がなかった

私よりもあちらが好もしいらしい、と、大人びた口調が返る


こちらからの呼びかけには、反応を示すらしい

しかし他の者には姿形は疎か、声も音も聞こえないようだ

マイクロトフの中では常識的に幽霊を相手に深入りしていいという道理はなかったのだが、返答の内容を聞いてさすがに心配になった

カミューとはいえ、まだ子どもなのだ


「…恋煩いか何かは部外者である俺にはわからないが、あまり無理をするな」


そう言って慰めると、ありがとう、マイクロトフ、と『カミュー』は言った


その日からカミューは探し物をやめ、マイクロトフがひとりで詰める執務室に顔を出すようになった




DLsiteがるまにさんで、サークル・はりこのとら紙老虎の作品
買ってくださる方にはありがとうございます!

【PR】
image
★サークル・はりこのとら紙老虎のオリジナルR18コミックはDLsiteがるまにで販売中!
タグ:カミマイ
posted by 水堂とらく@はりこのとら紙老虎 at 14:31 | 日々の更新2025
Page Top / ブログのTOPへ

【カミマイ2】前を征く意義

なぜか続くシリーズ…!

★★★

水堂とらくファン作品・空の民草の民シリーズより


幻想水滸伝2【カミマイ】妄想2

カミュー×マイクロトフ

前を征く意義




難しい本を読んでいるな、と言われ、言葉をかけられた当人は是とも否とも答えなかった


「そう言うマイクロトフは、ここにある書籍を全部読破し終えているんだろう?」


団長の任に就いてから勤務時間外に読み漁ったそうだが、辞書を片手に、先代の補佐役の何人かに手伝ってもらいつつ内容を確認しながら懸命に読み進めたらしい


「読みはしたが、覚えている内容は大凡だ」


隅々まで熟知しているわけではない、と手にした紙面を見ながら丁寧に答える


重要な部分だけを掻い摘んで覚えているというのは謙遜ではない事実なのだろう

どこに何が書かれているのかを把握していれば大体の調べ物はできると


ふむ、と、明るい茶頭の少年は、青年の言に素直に納得した


「では、私はこいつらの全てを頭に叩き込むことにしよう」


聞くなり、執務机に座っている部屋の主であるマイクロトフはあからさまに閉口したが、しばらくの間思案したのちに、おまえならやれるだろう、と大様に頷いた

カミューならば、と付け加えて再び手元の報告書に目を通す


「俺も負けず嫌いだが…」


カミューも相当だな、とペンを走らせながら男は言った


「それは、当然」


成人男子より年齢的にも肉体的にも見劣りをする背格好の少年は、異国譲りの大人びた面差しで平然と答えた


執務室に設えられたソファの上に腰掛けて分厚い書物をパラパラとめくる『カミュー』が言うには、自らは常にマイクロトフの一歩前を進んでいなければならないらしい

烈しい対抗心を抱くのも、マイクロトフに限ってだ、と説く


「要するに、俺だけが成長することが気に食わないということか?」


いや、とカミューは即座にマイクロトフの見解を否定した

誤解されたくない、と感じたからだ

少なくとも、目の前の友人にだけは


「マイクロトフは自分でできると過信して、何でも背負い込んでしまう傾向にあるだろう?」


だからそれを的確に手助けすることのできる手腕と知識と知見と、あらゆる手管が自分には常に必要であるのだと

だからマイクロトフより勝る頭脳、見識、剣の腕、技量、人脈の何もかもが不可欠であると

マイクロトフをライバル視している理由には、そのおかげでカミュー自身も成長できることは事実だが最終的な目的はそこにあるということを正直に明かした

決して、嫌っているからマイクロトフの目の前に壁となって立ち塞がろうとしているわけではないと


「マイクロトフの力になれなければ、それ以上の存在でなければ、私には意味がないんだよ」


「…………」


カミュー…、とマイクロトフは思わず名を呼んでいた

しかしその先は続かず、紙面の上に音もなく目線を落とす


「無理に言葉にしなくていいよ、マイクロトフ」


倦怠期というわけではなかったが、騎士になってからというもの、カミューとマイクロトフの間では親密な交流というものが絶えて久しい

憎まれ口を叩くのも、取り付く島がないことも、対応がおざなりになってしまうのも、マイクロトフが青の騎士団を代表する立場になったためだ

この領内では騎士団それぞれに役割が決められ、相互扶助ではなく上から下へ厳しい統制が敷かれている以上、易々とその垣根を超えてはならない

赤騎士団長であるカミューは勝手知ったる何とやらで軽い足取りで堂々と青騎士団が詰める部署に足を踏み入れるが、その逆はあってはならない

そして会話も、簡潔かつ速やかに行わなければならない

ここは子どもらが集うお遊戯の場ではないのだから


「…俺は随分カミューにつらく当たっていると自覚しているが…」


士官学校時代からの親しい間柄であるはずなのに

申し訳ないを通り越して、もはや達観しつつある、と言外に含ませ、マイクロトフは彼らしくもなく押し黙った


「今くらいの塩対応で十分だと思うけど?」


下手に出て馴れ合えば付け上がらせるだけだ、と我がことであるのにカミューはきっぱりと言い切った

それにはさすがにマイクロトフと言えど、大人のカミューに同情したくなった

しかし、白騎士団の上層部への牽制の意味もあるのだし、異なる騎士団の代表者同士が仲良しこよしをアピールする必要はない

少なくとも、奴らの眼が届く範囲では


独白のようなカミューの言葉に、マイクロトフはゆっくりと頷いた


「…そうだな」


上司の目を盗んで密会をしようにも、マイクロトフはそんなことが出来る器量ではないしね、とにべもなくカミューは放言する

視線は本の中身を食い入るように見つめているが、考えていることはまた別なのだろう

器用で聡く、昔から向学心と独立心が強い

負けん気もあり、保身など顧みず、心底からは誰にも媚びない

このカミューを見ていても、良質の強い革で作られた、しなる鞭のようだとマイクロトフはつくづく思う

簡単には手折れず、手のひらに一見馴染むと見せかけて、鞭の扱いは誤れば使い手の全身をも容易に傷つける

見た目以上に非常に危険で厄介な代物なのだが、味方であれば心強い

自分などよりもよっぽど処世術を心得ているので人当たりもいいし、誰に対しても社交的なので文句のつけようがないだろう


言っている中身は辛辣であったが、実際に事実なのだろうな、とマイクロトフは珍しくその口元に苦笑を浮かべた


「…やはりおまえはカミューなのだな」


口中で小さく呟き、青の騎士団長は再び政務に没頭した




DLsiteがるまにさんで、サークル・はりこのとら紙老虎の作品
買ってくださる方にはありがとうございます!

【PR】
image
★サークル・はりこのとら紙老虎のオリジナルR18コミックはDLsiteがるまにで販売中!
タグ:カミマイ
posted by 水堂とらく@はりこのとら紙老虎 at 14:27 | 日々の更新2025
Page Top / ブログのTOPへ

2025年05月05日

【カミマイ1】5分の永遠

ということで、突発的にカミマイの続きを書いてみました…!^^;

★★★

水堂とらくファン作品・空の民草の民シリーズより


幻想水滸伝2【カミマイ】妄想1

カミュー×マイクロトフ


5 minutes




「マイクロトフ」


端的に名を呼ばれるのを遠のきかける意識の隅で捉え、黒い頭の青年は力を振り絞って何とか返事をした

それに呆れた風もなく、書類が皺になる、と客観的且つ嘘偽りのない真実が飛ぶ

確かにこのまま意識を手放したら、彼の言う通りの事態に陥るだろう

わかっていると了解の意味で頷いてみたが、自身が思っている以上にのろのろとした動作だった


「いっそのこと、横になったらどうだ」


問いではなく、強く促すような声音に、ああ、と男は素直に応じた


体が仮眠を必要としていることは、指摘されるまでもなく自覚があった

外の者に人寄せをしないように言ってくる、と断って、青年の顔を覗き込んでいた少し背の低い影が素早く身を翻した


そんなことをしたら

そんなことをしたら、おまえの存在が部下にばれてしまう


…と言いかけて、自分以外の誰にも見えないのだったか、と朦朧とした意識の中で思い改める

なぜそんな確信があるのかはわからない

けれど指摘に促されるまま、青い騎士団長服の若者は、執務室の壁にあるクローゼットに併設された長椅子にその長身を凭れさせた

緩慢な動作で背中からスプリングの真上に沈むと、すぐに寝息が整った鼻腔から聞こえてきた




「邪魔をするよ」


一週間に幾度耳にするかはわからない

団長が執務を行う個室の前に設置された長く伸びた政務室に詰める団員たちにとってはもう慣れっこになってしまった声に、取って付けたような挨拶を送る


マチルダの最高権力者は誰もが認める白の騎士団長だ

次いで、内政や民事の訴訟を担当する赤騎士

道路の整備などのライフライン等、民間人の対応を行うのが青の騎士


その赤青の両団長が親交のある間柄であることは周知の事実だ

だが密会や密談というほど長い時間そこに滞在をしないので、誰も彼らに癒着があるなどとは大っぴらには指摘しない

カミューとマイクロトフは、過去には殴り合いもして両成敗になっているくらいの悪友としても有名だ

現状では彼らが手を取り合って取り組むような難事もない上に、現在の青騎士団長は謀略や策略というものにとんと縁がない人柄だと認識されていた

書類整理や政務なども精力的にこなすが、肉体労働が本来得意だとの覚えがめでたいというか

頻繁に下位の騎士らを連れて街の見回りに出かけるし、机上での仕事がある程度片付けば遠乗りに出かけて視察も行う

そのあとにまとめなければならない報告書も後輩である部下たちの手伝いをし、領民に相談事を持ちかけられればその場で持ち帰る

政治よりも領地内の実務に当たることが青騎士団の主な役割だった

無論、騎士団内随一の人員の多さから、同時に戦闘員としての力量や采配も求められる

騎士と聞いてすぐに思い浮かべるのは青の団長とその組織だというくらい、ロックアックスをはじめとしたマチルダ騎士団領の、特に市井の人々の間では彼らの名の覚えがめでたかった

ゆえに、その上に立つ白と赤の騎士団からは疎まれることも少なくなかったという


団長から仮眠を摂ると言われ、執務室から人を遠ざけるよう通達を受けていたが、寝るのは五分だと聞いていたのでさほど問題はないだろうと決めつけ、政務に当たる補佐役の青騎士たちは来客の有る無しについて気にも留めなかった

そもそも颯爽と鮮やかな紫色のマントを翻してやってきた者は常日頃から長居をすることはないし、休眠を妨げられた自分たちの団長と一悶着があったところで彼らには大した実害はないからだ

眠っているだろう上司は元々部下に対してやつ当たりはしないし、するとしても、同期で親友で気の置けない来訪者である男に対してだけだと予め分かっていたからだ



「……………」


軽いノックとともにドアを開き、断りもなく敷居を跨いだ男は、赤い団長服に身を包んでいた


「…いいご身分だ」


…というのは単なる独白だったのだけれど、なんとなく仮眠を摂っていそうだと勝手に想像をしていたので、視察がてらに立ち寄ってみたのだが

とはいえ、色の違う騎士団の詰める館内には赤騎士の最高位を務めるカミューといえどおいそれと近づけるものではない

管轄が違えば略式でも入館の際の署名や手続きは必要だし、そこの責任者がマイクロトフ同様に同期だったこともあり顔パスにしてもらっているけれど、公務であってもなくても滅多やたらと入って行ける場所ではなかった

カミューはそんなことは当たり前のようにわかっているし、白騎士の上層部からの監査が入れば問い詰められるだろうことは見越していたが、そんなものはどうとでも取り繕えると自負していた

なので気負いなく、部屋の隅のソファに腰から上を沈めて仰臥している友人の姿を見下ろした

室内や机の上は寝入る先刻まで激務に励んでいたことを彷彿とさせるような乱れぶりだが、退館する就業の時刻には綺麗に片付けられる

どんだけスーパーマンなんだと舌を巻きたくなるが、マイクロトフは自分同様に仕事ができる人物だった

意固地で頭が岩石よりも硬く、柔軟性に乏しいが、決めたことは必ずやる

必ず、と決めたものが、青騎士のまとめ役である団長位としての職務であるということが、そもそもの多忙の始まりだった

それ以前に、騎士となって配属が決まった時点で、この青年には私的な時間を有効に使うという思考はなかったな、とカミューは心中で独りごちる

なんでもかんでもマチルダのため

そのために邁進することに力を惜しまない

それは尊敬していた彼の祖父を亡くしたことで凝り固まった個人的で独善的な誓いだったのかもしれなかったが、そんなものはただの鎖だ、とカミューは考える

おのれを縛り付けて幸福な人間などいない

しかしそれをマイクロトフ本人に説こうとしても、最初から最後まで突っぱねられて終わりだ

心に余裕がないというか、頑として溶けない氷塊のような石の壁が青年の心の中にあるようだった

カミューはもう、それをどうにかしようということは諦めた

砕けないというなら、彼を消し炭にするほどの炎で溶かすのみ

長い時間をかけてでも、相手に気づかれないようにじわじわと

彼を堅固に護る障壁を、跡形もなく溶かすのみ

そう思った

しかし、それは今ではないし、策略を巡らせるのも罠にかけるのも、小さく細やかで、誰にも気取られてはいけないものでなければならない

当のマイクロトフ本人は疎か




「…………」


もう一度、親友である男の姿態を眼下に収める


自分よりも優れ、明らかに通った鼻筋

透き通るような、日焼けの残らない肌理の細かい肌

誰が見ても明瞭な目鼻立ち

意思の強いはっきりとした眉

滑舌と発声が良さそうな大きめの口

どこに出しても恥じないくらい見事な男振りなのに、なぜこうも蠱惑的に自分の眼には映るのだろう

こいつは誰よりも愚かな大ばか者、親友不孝者であるというのに


カミューは自嘲を交えてそう断罪すると、内心とは逆のことをした


殴ってやりたいほどの石頭の―――仕事人間の、頬には触れず、癖のない長い睫毛を近づける

短時間の仮眠とはいえ、苦しいだろう詰襟に長い指先をかけた


おまえはいつまで、とカミューは無意識に口にした



おまえはいつまで、眠り姫を続けるつもりだ


私の前で



音もなくそっと金具を外し、襟元に隙間を作り、整った爪先を忍ばせる


力を抜いて浅く開いた唇に、軽く同じそれを重ねる


だがしかし、相手が重い睫毛をゆるゆると持ち上げた瞬間、赤い影は目の前から立ち消えていた





「…カミューが来たのか?」


起床した旨と人払いの解除を告げに、マイクロトフは執務室からその姿を見せるなり、扉の近くにいた部下たちにそう尋ねた

はい、と今日一日部屋での勤務の担当を言い渡された騎士の一人から返事が返る


「ですが、すぐに帰られましたよ」


そうか、とマイクロトフは言われた額面そのままを受け取った

そして、おわかりになられましたか、との簡潔な問いに、同じように短く返した


「…どうやら寝込みを襲われたようだ」


「…………」


束の間、青騎士団の政務室の一角に沈黙が落ちた


場を取り繕うという意図があったわけではなかったが、ご無事で何より、という一人の騎士の冷静な応答を得て、ガヤガヤした普段通りの雰囲気にあっという間に戻ったが


よくお気づかれましたね、とカミューの来訪を指して投げかけられた問いに、マイクロトフは取り立てて顔色を変えることなく、「服装が乱れていたし、空気が変わっていたからな」、と平素の声音で返した


「……………」


実直が服を着て歩いているような上司からもたらされたのは、明らかにおかしな想像をしてしまうような回答だったが

あの短時間では誰がどのようにしても事に及んで済ませられないだろうと合点し、その話題は何事もなかったかのように日々の慌ただしさの中に紛れていった




5 minutes

―――たった5分の、永遠




DLsiteがるまにさんで、サークル・はりこのとら紙老虎の作品
買ってくださる方にはありがとうございます!

【PR】
image
★サークル・はりこのとら紙老虎のオリジナルR18コミックはDLsiteがるまにで販売中!
タグ:カミマイ
posted by 水堂とらく@はりこのとら紙老虎 at 14:19 | 日々の更新2025
Page Top / ブログのTOPへ

カミマイ話をもう少し…!

幻想水滸伝2のカミマイ話をもう少し

※関連記事※
11年目のカミマイ考察&過去同人誌のネタバレ!
http://sb.mid-track.jp/article/191340526.html


思い出したので、いろいろと補足を

空の民草の民シリーズで描き切れていなかった
続編的なネタの部分について、思い出したので補足…!

・小さい(そうでもない)カミューがマイクロトフの団長室に現れるようになる
 →マイクロトフは少年カミューのことを何だろうなと思っても仕事に忙しくて動じない(座敷童かな?的な(笑))
 →かなり辛らつに周りと大人の自分を表する少年カミューの相手を適当にする、青年マイクロトフ
 →たまに仕事の効率について少年のカミューに指摘される(笑)
 →なんだろうな、と思っても(マイクロトフは現実主義者)、親友の少年時代の姿だしカミューだし、結局いうことを聞くマイクロトフ(甘い!)
 →少年カミューは大人のカミューが恋のライバル(爆笑)。なぜなら、小さいマイクロトフを取られているから!!(爆笑)
 →そんなカミューの内情なんか知らないから、マイクロトフはいつも通り
 →青年(団長)カミューももちろん知らない、少年カミューと青年マイクロトフの秘密の交流

…というのがあって、青年マイクロトフは超現実主義者で頭が固いので
少年カミューの存在について疑いはしないのですが(そこにいる、という意味で)
特に信じてもいないのですね
御伽噺にある延長上の何かだろうくらいにとらえていて、特別重要視はしなかったけれど
カミューがカミューであるゆえんみたいなのを少年カミューから学び取って
そこは親友であるカミューへの信頼が勝っているために、よく進言を取り入れていたと思います
青年のカミューから忠告されたりアドバイスをされるよりも
少年カミューの言葉や見方を素直に聞いていた節があります、想像するに

…で、最終的には少年カミューは大人のカミューから小さい自分の弟である(『空(ニェーバ)』参照)
マイクロトフを取り戻して、よし、ってなって帰っていくのですね(自分のいた世界へ)

少年カミューが小さいマイクロトフをその手に取り戻したことがすなわち
カミュー×マイクロトフがしっかりと成立した(二人は両想い)…ということの暗喩だったりするので
おそらくこどもの姿をしたカミマイは
彼らの自己投影…というか本心や本音の投影だったのではないかな、と思ったり

何の魂胆もなく思いついて書いていた作品なので(大体みんなそう(笑))
なんか、そういうからくりがあったんじゃないかな、と思います

少年のカミューが団長のマイクロトフのもとにいたのはそれほど長くはなかったのですが
(小さいマイクロトフを大人のカミューから取り戻すためでもあったので)
青年のマイクロトフは少年カミューのことを全然覚えていません(笑)

あほなのか、というよりも、常に目の前のことに誠心誠意、精いっぱい、という感じなのかもです
そこが良いのですが、遊びとかしないし、余暇の使い方も仕事だし(鍛錬も含めて)
マイクロトフは窮屈だったんじゃないかな…それが自分の普通だと思い込んでいたとは思うけど…
という印象です

カミューはそんなマイクロトフに腹も立てていたし同情はしないしあほだな、と思いながら
全然見捨てることなく、そんな一辺倒なところにひかれていたと思います
マイクロトフに自身の愛を教えた後は、その愛に一辺倒になるだろう、…という自信も
カミューの中には絶対的真理としてあったのかもしれない

そんなこんなで、自分の頭の中での青年期のカミマイは
ただ青春していたような気がします

熟成期はもちろんマイクロトフが騎士を引退したときで(復帰できなくならないと騎士はやめないと思う)
カミューの故郷でかなり若いうちに隠居生活を始めたころからなんじゃないかなと思います
とはいっても、マイクロトフ自体エネルギッシュだし故郷で指導者としての実績はあるしなので
カミューに会いにカマロへ出向いたあとは
異国とはいえ周りが放っておかないとは思いますが
カミューはカミューで祖国で快適に自分らしくやれていたのではないかと推測します
ハッピーですな…!

てなわけで、
自分の中で、カミマイのスィートホームはカマロです(笑)


DLsiteがるまにさんで、サークル・はりこのとら紙老虎の作品
買ってくださる方にはありがとうございます!

【PR】
image
★サークル・はりこのとら紙老虎のオリジナルR18コミックはDLsiteがるまにで販売中!
タグ:カミマイ
posted by 水堂とらく@はりこのとら紙老虎 at 09:32 | 日々の更新2025
Page Top / ブログのTOPへ

古きジャンルの良い作品

pixivや外部サイトでの作品発表が常態となった昨今
ジャンルの作品は半永久的にネット上に残るのかどうかといわれたら
魚拓くらいしか残らないんじゃないかな…と将来的には思います

データなので、HDやディスクに保存しなければ手元に残りませんし
特にネットの外部サービスでしか作品を置かない人には
放流してそのまま…という形も少なくないのかもしれません

それとは別に、ネットでの同人が開始した…要するに
テレホーダイ(夜間の固定料金サービス)を利用して
通信を使って同人活動が始まった時期の作品が
無料ホームページサービスの終了とともに
どんどん消えていく…というのがやっぱり切ないなぁ…という感じです

同人HP全盛期を一応は体験した身なので
(そもそもFD(フロッピーディスク)を使ったり
 マウスで色塗りをしていたころから触れているので)
珠玉の小説群(当時のネットサーフィンでは主に好きなCPの小説を読んでました)が
これまでも時代の流れ的、環境的な問題その他で
めちゃめちゃ大量に消えていったのを記憶しています

あんなの読んだな…
また読みたいな…と思っても、もう見つけられないですね…

古い作品は常に削除!
整理整頓!
…という方もいらっしゃるので、
古の同人をやられていた方は
自身の昔のファン作品を過去の黒歴史としてとらえている方もいらっしゃるかもしれませんが
めっちゃよかった作品もあったので…ああ…;;…という感じでおります

本人にとって、あれは些末な児戯だったと捉えられていても
読んだ側にとってはめちゃ面白かったしまた読みたくなった…というものも
あるのですね…実際に…
特にマイナージャンルのマイナーCPの作品とかはほんとに

pixivで検索すればいいじゃない!!
…というのももっともなのですが、なんか、こう
肩までずぶずぶ浸るには、個人の同人HPが非常に本当に居心地がよかったです

その方のセンスで作られて、その方の作品がほとんどを占めて
その方の更新の履歴、熱の歴史を見れたわけなので…
過去のHPや作品のログは本当に貴重だと、今でも思います

ブログをHP代わりにしている方も、ブログサービス自体が終了という憂き目にあったら
引っ越しすればよいとしても
すでに管理者がいなくなっている場合
(サービス自体は継続しているけれど管理人が戻ってこないなど)
作品はどこにも移されることなく消えていくのみ…という………

もちろん筆者以外がどこかに移すことはご法度ですが
そうなったらもう、手元に自分用の観賞用としてログを保存するしかないのかな…
そして、その作品の良さを感想でしかつぶやけなくなる…感動を共有できなくなる…とかに
なるのかなぁ…と思います

過去の作品は滅びゆくものたち…であるのかもしれませんが
めちゃめちゃいい作品をいくつも読ませていただいたので切ないなぁ…と思った次第です

HPサービスの終了、ブログのサービスの終了を
TLで見かけて、やるかたない思いを感じました


自分は個人同人HPを経費を払って所有・維持して、
ログの中には引っ込めたものもありますが
今も雑な作品については載せたままにしています

時折覗きにいらして下さる方もいらっしゃるのかもしれませんが
そのジャンル懐かしい、とか
そんなジャンルがあったんだ〜とか
思い出して楽しんでいただけておりましたら幸いです

消えゆくログ…思い出…力作…好きなCP作品………
好きなCP作品が消えていくのだけはやっぱりこう……切ないです……


DLsiteがるまにさんで、サークル・はりこのとら紙老虎の作品
買ってくださる方にはありがとうございます!

【PR】
image
★サークル・はりこのとら紙老虎のオリジナルR18コミックはDLsiteがるまにで販売中!
posted by 水堂とらく@はりこのとら紙老虎 at 08:56 | 日々の更新2025
Page Top / ブログのTOPへ

2025年05月04日

11年目のカミマイ考察&過去同人誌のネタバレ!

タイトルそのままなのですが
静養中(…)に11年前に自分で出した
同人誌の小説を読み返しているのですが
かなりいいですね…(自画自賛!)

なんていうか、その時の頭の中のものを
作品にしただけなのですが
今読んでもちょっと面白いです

自分の作る話には毎回『隠し要素』があって
全容が最後で語られる、みたいなものがあるので
完結するまですべての種明かしをしないという
作りなんですね

自分の作品に限ったわけではないと思いますが
伏線回収が最後なのはどこも同じか…!、と思いつつ

そんなことを考えながら
幻想水滸伝2のカミマイ作品を読んでいました


自身が出した幻想水滸伝2の同人誌は多分
※すべてカミュー×マイクロトフになります※

『ホワイト・ゴースト』小説
『シェイド』小説
『空(ニェーバ)』小説
『野(ポーリェ)』小説
『シェイドっぽい』四コマ漫画
『馬王子』小説&四コマ漫画
『馬王子II』小説&四コマ漫画

…だったと思います

各作品について説明しますと


『ホワイト・ゴースト』小説

白人カミュー×ネイティブ・マイクロトフ
山の精霊『ホワイト・ゴースト』とかかわりを持ったマイクロトフが
故郷を追われて白人のカミューと出逢って結ばれる
めちゃくちゃ長いお話ですが、完結しています


『シェイド』小説

ネイティブ・カミュー×白人(混血)マイクロトフ
ネイティブの戦士であるカミューと兵隊のマイクロトフが
無理矢理結ばれる(ごーかん)お話

戦士であるカミューたちに捕まったマイクロトフが
強引なカミューにチョメチョメされます

この作品では最後にマイクロトフがしぬので
(カミューはそれをおそらく見つけられず)
バッドエンド………ですが
実はこれが、『ホワイト・ゴースト』の種明かしになっていて
マイクロトフを喪ったカミューが『ホワイト・ゴースト』になって
『シェイド』という精霊に食べられたというか乗り移ったというかな
白人の方のマイクロトフが
最終的に続編というか完結編で
ホワイト・ゴースト(カミュー)にやっとこ出逢って
二人でイチャイチャしまくる…という展開でした
いちゃいちゃというか、やっと会えた…!、となるわけで
本当の最後は二人で過ごすことができるので、ハッピーエンドですね

『ホワイト・ゴースト』で出てくるマイクロトフは
『シェイド』のマイクロトフの血縁らしくて
カミュー自身は同じ名前ですが、
白人のカミューとは違うという
ちょこっとパラレル風味になっています
ネイティブだったカミューの生まれ変わりといってもいいかもです
マイクロトフの場合は生まれ変わりというよりも親戚ですね…(苦笑)

時系列的には、『シェイド』の話が物語的な始まりになります
『ホワイト・ゴースト』のカミマイよりも
かなり前になるのではないでしょうか

ホワイト・ゴーストになったカミューは
死んだ方のマイクロトフを探していたのか
のちの侵略者との戦いで絶命したのかは不明です

白人のマイクロトフの死に目には会えなかったので
仮にマイクロトフの死体をどこかに埋められたかしたのであれば、
多分ホワイト・ゴーストになった後、または、なる前から
マイクロトフの死体を探していたんじゃないかな…と思います
あるいは、絶命後のマイクロトフの死体を死んだ直後に見つけて、
それで自分も生きることをあきらめて
戦いの中で死んだのかなぁ…………

最終的に頭の中ではハッピーエンドになるとわかってはいたのですが
『シェイド』自体はかなしいお話ですね…
心は通じたのですが、『シェイド』の中に出てくるマイクロトフは
戦士の手にかかって亡くなります


『空(ニェーバ)』小説

カミュー×マイクロトフ
ちっちゃいマイクロトフを自身の大事な弟だと勘違いをした
草原(グラスランド)生まれのカミューが
弟であるマイクロトフにデレデレする話かもしれません

少しファンタジーかパラレル要素があって
ちっちゃいマイクロトフがいなくなった後に
カミューは自立するためにロックアックスへ仕官する…という
展開になっています

少年期〜騎士になるあたりの、カミマイを書いています
カミューのマイクロトフへの淡い恋心が焦点になっています
マイクロトフのことを好き・愛しているというよりも、
とにかく大事、大切、特殊、という心理かもです

空の民草の民シリーズと、自分は呼んでいます

空の民=マイクロトフ
草の民=カミューですね
でも、カミマイです


『野(ポーリェ)』小説

カミュー×マイクロトフ
青年期のカミュー×マイクロトフで
とにかくマイクロトフがツンツンしています

カミューの側はマイクロトフに対して
ライバル、庇護対象、サポート、優越感、劣等感…
みたいなものを抱いているので、すごく複雑な兄、みたいな
心理状態ですね
恋愛だとは自覚していないけれど、
マイクロトフ以上に心をかき乱される対象がいないというか
とにかくマイクロトフに対して色んな欲望を抱いています

マイクロトフのほうは多忙すぎて(自ら多忙に飛び込む騎士)
カミューの相手を全然できないくらい
仕事一辺倒でロックアックスのために尽くす、という感じです
全然余裕がないので、そこをカミューに哀れまれているという感じです

『空(ニェーバ)』のちっちゃいマイクロトフがまた出て来て
大人になったカミューにかかわってくるのですが
つれない大人のマイクロトフの代弁者として奔走しています
作中のつれないカミマイのうるおい的なマスコットになってます

空の民草の民シリーズは自分の中の
幻想水滸伝2におけるカミュー×マイクロトフ像を描いたシリーズというか
お話…連作なのですが
自分の頭の中で、幻想水滸伝2の作中で(ゲーム中で)
カミューとマイクロトフはエッチなことはしません
じゃれあいますが(主にカミューがマイクロトフを翻弄するというか)
青騎士団長であるマイクロトフはそれどころじゃないんですね

大人になったマイクロトフは
多忙の中に身を置く堅物…という感じなので
カミューにかまっている余地がない…という感じで
二人の仲はほとんど発展せずに、
カミューはマイクロトフをずっと見守っていたのですね…おっとな(大人)ー!

マイクロトフは自覚がないままデュナン統一戦争に参加していたと思います
というか、潜在意識化(ちっちゃいマイクロトフ)では
きちんとカミューを認めて好いていたし
団長として騎士として、もちろん一人の人間として
カミューには接していたと思います
でも忙殺されていたので、自身を私情を
無意識かつ意識的に押し殺していたと思います
真面目過ぎぃ!!!

カミューはそんなマイクロトフの身も心もよくわかっていたので
(ちっちゃいマイクロトフもフォローしていたので)
彼の負担にならないように、それでもからかいつつ
接触を繰り返しながら見守っていたと思います
すごいいい男だったのかも

…作品に対する補足ですが、
その後、彼らがやっとこベッドインするのは
マイクロトフがマチルダで騎士を辞めて(負傷のため)
カミューが帰っていた故郷のカマロにやってきた後で
年齢的には、さらに大人になってからやっと二人で一緒になれるぜ!
…ということで、生涯を共にした…という頭の中での話になっています

騎士を辞めてやっとすべての重責から解放されたマイクロトフが
やっとこカミューのふkkkkkkkkkっかい(深い)愛情を
体ごと(エロい意味でも)グラスランドで受け入れる、
…という展開になっています
気の長い話ですが、カミューはそれくらい、どんと構えて
マイクロトフの色んな心の(環境的な意味でも)準備ができるまでを
待っていたと思います
逃がさず、忘れさせず…を心がけて

てことで、故郷にやってきたマイクロトフを正式に口説いて
エロした後は、エロエロですよ…!!
まあ、なんでここに(カマロに)やってきたの?…という
問いに対する答えがすなわち
マイクロトフのカミューへの愛の告白みたいな感じになっていますが
マイクロトフの側からカミューの懐にやってきたからには
カミューは長年ため込んでいたものを…消化するしかないわけです

空の民草の民シリーズは
気の長い、めっちゃ懐が深い大人のカミューが最大の魅力ですね…(苦笑)
あと、ちっちゃいマイクロトフの天然・健気ぶりが光ります


『シェイドっぽい』四コマ漫画

カミュー×マイクロトフ
同人誌『シェイド』のおまけネタの本です
野生(ネイティブの戦士)のカミューと白人のマイクロトフが
イチャイチャしてます


『馬王子』小説&四コマ漫画

馬のカミュー×マイクロトフ
獣姦ではないと思うのですが、
馬パラレルのほのぼのかつ
ハッピーエンドな健全本です


『馬王子II』小説&四コマ漫画

馬のカミュー×マイクロトフ
馬パラレルのほのぼのかつ
ハッピーエンドな健全本です



…カミマイは小説主体での活動なのですが
手元にある自分の昔の同人誌を読み返してみて
いい話を書いたなぁ…とまたまた自画自賛したい心地になりました

という、意味のない日記ですみません!!


DLsiteがるまにさんで、サークル・はりこのとら紙老虎の作品
買ってくださる方にはありがとうございます!

【PR】
image
★サークル・はりこのとら紙老虎のオリジナルR18コミックはDLsiteがるまにで販売中!
タグ:カミマイ
posted by 水堂とらく@はりこのとら紙老虎 at 09:59 | 日々の更新2025
Page Top / ブログのTOPへ

2025年05月01日

【更新情報含む】腱鞘炎の経過報告、三週間目…!

結論から申し上げますと、
右手のドケルバン病は治っておりません!!!!!

二週間目から三週間目の間は
「よくなったかなぁ…??」という感じの微々たる調子の上り…みたいな感じで
これをキーボードで打っている間も
サポーターの中で手が動いて痛い………という印象です

サポーターの付け方でも変わりそうなので
調整しつつ、痛みを感じないようにはしているのですが
きつめにすると今度は手首が痛くなる…とかいろいろです

肩の凝りがこりこりのこりこりになるので
そのせいでまた首がこりこり痛い感じですね…

ひとまず、歯磨きを少しできるようになったので
歯ブラシの持ち方は都度変えていますが
少しは良くなったのかと思います

完治までにはまだしばらくかかりそうです
というかストレッチも手に負担がかからない程度なので、患部以外にも弊害が…!


あ、Ci-enで龍飛王×鼓翼のテキストをアップしておりますので
おやすみなど、お時間のおありですときに読んでいただけるととてもうれしいです

いつもチェックしてくださる方には本当にありがとうございます…!

★【Ci-en】水堂とらく/はりこのとら紙老虎のページ
https://ci-en.dlsite.com/creator/240/article

今週末からは連休に入りますが
お出かけされる方は交通状況に気を付けて
どうぞリフレッシュしてくださいませ…!


DLsiteがるまにさんで、サークル・はりこのとら紙老虎の作品
買ってくださる方にはありがとうございます!

【PR】
image
★サークル・はりこのとら紙老虎のオリジナルR18コミックはDLsiteがるまにで販売中!
posted by 水堂とらく@はりこのとら紙老虎 at 08:12 | 日々の更新2025
Page Top / ブログのTOPへ

2025年04月28日

受けメン・マシグ受けシリーズ第四弾『中あり』販売ショップについて

マシグ受け第四弾『中あり』の販売ショップについて
http://b.harikonotoraya.net/article/191333395.html

…わたわたしているうちに
ご報告が遅くなってしまいましたが
上記について、サークル情報ブログ(兼、趣味のブログ)に
記事を書かせていただきました

以前、コミックシーモアさんとBookLiveさんでは
『中あり』は販売されないかも…と言っておりましたが(日記で)
BookLiveさんでは販売開始されたそうなので
シーモアさんだけ引っかかったというか
条件的に困難であったようです

『中あり』はしょた受けのモブ姦だし、仕方ないかな…と思いつつ

なので、同人エロに比較的理解のある
DLsiteさんでの販売が今後も活動の主体になるような印象です

青年受けのBLならおそらく大丈夫だと思うので
ほんとに『中あり』だけが
特殊な扱いになっちゃったな…という感じですが…!@@

この日記をチェックしてくださる方の中に
電子書籍(電子書籍サービス)だけで
水堂とらくおよびサークル・はりこのとら紙老虎の作品を
買っているという方もいらっしゃるかもしれませんので
こちらでもご報告をさせていただきました

詳細というか理由については、
上記リンク先の記事をご確認いただけますと嬉しいです

大型連休が近いですが、自分は静養するのみです…
患部が痛いのはほんとつらい…
サポーターで親指も変な形に固定されてしまっていますし;;
今週も患部の治療とリハビリが待ってるぜ…!、です

とにもかくにも
どうぞよろしくお願いいたします…!


DLsiteがるまにさんで、サークル・はりこのとら紙老虎の作品
買ってくださる方にはありがとうございます!

【PR】
image
★サークル・はりこのとら紙老虎のオリジナルR18コミックはDLsiteがるまにで販売中!
posted by 水堂とらく@はりこのとら紙老虎 at 09:09 | 日々の更新2025
Page Top / ブログのTOPへ

2025年04月27日

すってんころりん!?

一昨日、体力の低下を危惧してというか
右手のサポーターを付けてからさらに肩こりがひどいので
ウォーキングに出かけがしら、除雪機が雪と一緒に掘った
アスファルトのかけらの山に足を取られて
転んでしまいましたぁ!

歩道に集められていたのであぶない!!!
…というか、ちゃんと片付けて処理しろ!!!

…と後から思いつつ(苦笑)

ずぼんがやぶけてかなり擦りむいたので
昨日、ドラッグストアでシートを買ってきました

絆創膏ではなく、自然治癒力を促すシートなので
使い方をよく読んでから…という具合で
貼ったままお風呂にも入れる防水タイプを買って貼っております

付け替えるタイミングはわかりませんが
傷の様子も見えるので、うまくかさぶたになるといいな…というか
皮膚が再生されるといいな…と思いつつ

痛みがあまりないので、深くはないのかもしれませんが
ばいきんを排除して治そうとする液が出続けていたようなので
絆創膏よりもいいかな、という感じでした
広範囲の場合はシートのほうがよさそうな気がします

身内から教えられて買ったのですが
身内は擦り傷に凝りて、歩くときは気を付けている…!
…と言っていたので、見習いたいと思います@@

右手の腱鞘炎については
痛くなったり、サポーターを外すとやっぱり痛かったりですが
力をあまり入れないで歯を磨くことができるようになったので
少しずつですが炎症がおさまっているような印象です

グキッと痛みが走るときは神経が炎症部分に接触しているということなので
痛みが引くまでちょっと時間がかかる感じです
患部が熱を持つような気もするので、まだ動かせないような感じです

包丁とかさえ箸とか長い間使っていると
じくじくと痛むので、もうしばらくですな…

腫れて熱を持っていない限りは温めるほうが良いらしいので
毎日お湯に手を漬けたりしています
湯船につかるのが一番いいのでしょうが…

ということで、マウスも少し扱いやすくなったのですが
(患部が親指の付け根なのでいまいち…!)
長い間作業をするということになると
まだまだ負担が大きいようですのでキーを打ったり
長い時間端末を操作したりするのはもう少しお預けになりそうです

ということで、書いていて途中だった
龍飛王×鼓翼のテキストをちょこっと更新できそうです
こちらの日記ブログともども
Ci-enの方もどうぞよろしくお願いいたします…!


DLsiteがるまにさんで、サークル・はりこのとら紙老虎の作品
買ってくださる方にはありがとうございます!

【PR】
image
★サークル・はりこのとら紙老虎のオリジナルR18コミックはDLsiteがるまにで販売中!
posted by 水堂とらく@はりこのとら紙老虎 at 08:33 | 日々の更新2025
Page Top / ブログのTOPへ

2025年04月21日

右手の腱鞘炎経過報告〜!

サポーターを付けたまま安静にしていますが
家事とかするとやはり痛む感じですね…

親指を使うと筋肉が神経の間を通るときに
炎症している部分を通るので痛みがあるのが
腱鞘炎らしくて
使わないようにしていますが
そことつながっているのか、グーで力むと痛みがああ!
…という具合です@@

お布団の中で伸びをしようとすると
自然とグーの形になるらしくて
毎朝「いたあ!!」…となっております

角度によっても痛みがあるので
親指の付け根って広いなあ…と思ったりしつつ

また病院へ行って治療を受けるのですが
その時に治るまでどの程度時間がかかるか聞いてみますが
完治はしないとも言われているので
長い付き合いが必要みたいです

病名もわかりましたが
外傷というよりも内傷なので病気、という言い方が
適切かもしれない腱鞘炎でした

ひとまず、体力は落としたくないですね…

原稿もできないので、しょんぼりしています…


DLsiteがるまにさんで、サークル・はりこのとら紙老虎の作品
買ってくださる方にはありがとうございます!

【PR】
image
★サークル・はりこのとら紙老虎のオリジナルR18コミックはDLsiteがるまにで販売中!

posted by 水堂とらく@はりこのとら紙老虎 at 08:07 | 日々の更新2025
Page Top / ブログのTOPへ

2025年04月18日

ド・ケルバン病…腱鞘炎になりました

積もり積もった結果、親指の付け根の部分の腱鞘炎になりました

病名としてはド・ケルバン病とのことで安静にしてといわれて
サポーターを買う羽目になりましたが…

半年ほど酷使しすぎたかなぁ…という印象ですね

完治するのにどれくらいかかるかはまだわかりませんし
再発もあるかもしれないので気を付けねば…
お仕事続けたいのになぁ…という具合です

今はただ安静に…!…という感じですね
痛みがあるので@@


ということで、
サポーターを付けて一日過ごしましたが
やっぱりいたぁい!(苦笑)

何をするにも痛いので、
キーボードもマウスもあかんですね…ペンタブも…
むしろ肩にも痛みが走るぅ…!

ということで、ウォーキング以外は安静にするしかない…という具合です

家事もあまりできないので、ほんとにやばいかもです@@

ひとまず、次の治療まで安静にして過ごします
ただいま静養中…!!;;


DLsiteがるまにさんで、サークル・はりこのとら紙老虎の作品
買ってくださる方にはありがとうございます!

【PR】
image
★サークル・はりこのとら紙老虎のオリジナルR18コミックはDLsiteがるまにで販売中!
posted by 水堂とらく@はりこのとら紙老虎 at 09:07 | 日々の更新2025
Page Top / ブログのTOPへ

2025年04月12日

龍飛王×鼓翼テキスト141話〜145話の更新まとめ

ようやく週末に…
右手が痛いのでまだ原稿作業を再開できていません…
が、なぜかテキストは、龍飛王×鼓翼のロマンスの展開へ…?


2025/04/07の更新はこちら!
オリジナル【四人の王】妄想より 龍飛王×鼓翼141 中天での束の間だった蜜月のお話
https://ci-en.dlsite.com/creator/240/article/1401038


2025/04/08の更新はこちら!
オリジナル【四人の王】妄想より 龍飛王×鼓翼142 霏微と鼓翼
https://ci-en.dlsite.com/creator/240/article/1408778


2025/04/09の更新はこちら!
オリジナル【四人の王】妄想より 龍飛王×鼓翼143 龍飛王と鼓翼の中天での出逢い
https://ci-en.dlsite.com/creator/240/article/1408779


2025/04/10の更新はこちら!
オリジナル【四人の王】妄想より 龍飛王×鼓翼144 龍飛王の苛立ち
https://ci-en.dlsite.com/creator/240/article/1408780


2025/04/11の更新はこちら!
オリジナル【四人の王】妄想より 龍飛王×鼓翼145 創始の闇の苛立ち
https://ci-en.dlsite.com/creator/240/article/1408782


★★★

今週あったことといえば、

・右手はやっぱり痛い(親指から手首にかけての筋が)
・食パンは成分表をチェック&比較すると良い(数字が少ないのは腹持ちがよくない)
・スニーカーのゴム部分がなくなる(笑)

…ということで、スニーカーを買うことに

一番最後のスニーカーについては
ゴムというのは要するに靴底のかかと部分なのですが
母が使っていたトレッキング用のアシックスのちゃんとした
いいスニーカーだったのですが、ほぼ十年くらいになっちゃうのかな…
という耐用年数をはるかに超えての使用だったので
靴の底のゴムの部分が息絶えた…という感じでした

どこかでかけらになって落ちたのだと思います@@

靴も耐用年数を超えてまで使われるとは思わなかったと思いますが
布部分とかはさすがアシックス…というくらい
しっかりして履き心地もよかったので
捨てるのはもったいなかったです
足が楽な靴でした…!

ということで、予定外の出費となりましたが
買ってまいります…!
お手頃価格で良い色があるといいなぁ…
posted by 水堂とらく@はりこのとら紙老虎 at 08:34 | 日々の更新2025
Page Top / ブログのTOPへ

2025年04月02日

龍8を視聴した感想を少し

昨夜、加賀美ハヤトさんの龍が如く8を視聴し終わったのですが
う〜〜〜〜ん…………

桐生ちゃんサイドの物語としては良かったと思うのですが
桐生ちゃん以外のキャラクターのグラフィックが使いまわし(年齢偽証)で
あ・・・・
…という感じでした
そこがほんとに単なるファンタジーで、中途半端でしたね…

主要キャラ以外は使いまわして年齢を偽証って
確かにおかねはかかりませんが(予算の都合)
見た目だけ、草ぁ…となった感じでした

シナリオ的にはまあいいのかなぁ…桐生ちゃんの方は

狭山薫は由美を超えないので、個人的にはどうでもよいです
しんだもの勝ちとも言えますが、由美のことは桐生ちゃんは昔から好きだったので
マドンナではないですが、何かきっとあると思います
家族だった、とも言っているので
とはいえ、女好きの桐生ちゃんなのでどうでもいいかな、と思います

春日に関しては春日だけの人生を歩んでほしいので
ほんとに他ゲーだったらよかった、という感じです
バトル面も含めて

バトル画面とアイテム選択、装備関連の画面がずっとどうでもいい情報で
ひたすらテンポが悪くなる印象でした
これは、ライブ配信だから仕方がない部分で
プレイヤーが楽しんでいる、というのは伝わるものの
工夫のしようがない…
要するにアクションアドベンチャーだと
ぶっちゃけ、技術(PS)がある人はプレイだけで
装備はぺらぺらで
クリア出来たりするんですね

でも、コマンドバトルだと、適正レベル〜〜とか
適正装備〜〜とかで縛られてしまう

個々人の良さを全く出せない、平坦な思考と平坦な戦闘画面になるので
むちゃくちゃ必要なかったです

実況動画配信者の方の場合はそこは「見せる」ための編集ができると思うのですが
(カットしたり、見せたいものを最初から組み立ててプレイする方法で)
すごく…戦闘周りの画面はスキップしました
エンカウントもボス戦も

…春日の回はほぼスキップしましたね…(ごめんね)

ちなみに、加賀美さんが良くないとかではなくて
むしろ楽しんでくれてありがとう、としか言いようがないのですが
コマンドバトルゲームは華がないよな…というのを
改めて感じたりしました
どうにも盛り上げられない…アクションバトルではないため
画面がただ人形(コマ)を動かすだけなので…

春日…
1人で主人公で新タイトルを背負ってくれ…頼む…
バトルシステムそのまま持って行っていいから…
という感じですね…
春日が平和すぎるので(性格が)、平和なコマンドバトルの主人公で
いていいと思います
春日は春日の世界にいていい

自分が求める世界とは違いすぎるので…

コマンドバトルシステムに縛られた桐生ちゃんも
単なるおもちゃみたいに見えたので
やっぱり無理だなぁ…自分には、と思いました
バトルが面白いのが良いので、そのバトルがただの
シミュレーションみたいなコマを動かすだけのリアリティのなさ(ファンタジー)なら
没入感がなくて自分はやりません

手で指で動かしたい
eスポーツじゃないですが、頭がつるつるのところてんになりそうでした@@
平和すぎるんご…

でも、桐生ちゃんの方のラスボスは面白みがあってよかったですね
わかりやすい今風の思考、という感じでした
世界に問う、という部分と、そうなの??、みたいな同感できない部分が組み合わさったので
ファンタジーっぽい印象でしたが

どらくえとかのラスボスが言いそうなこと、みたいな感じで

桐生ちゃんだけどえらくシリアスでしたね…
桐生ちゃんはリアルなのかなぁ…

春日はファンタジー(苦笑)
春日はコミカルだからこそ、ファンタジーが似合うんだと思います
そういうキャラでいいですが、舞台がなぁ…
何度も言いますが、新しいタイトルの主人公が良かった
それで新タイトルの主人公として春日のナンバリングを続けてほしかった

…という感じでした

少しと言いつつ長いですが
予算がなかったから遥以外のグラフィックを新調できませんでした!(使いまわし)は
やっぱりどう考えても草でした
あ、松永さんだけだ、白髪があったの…!

その分登場キャラクターを増やした、声優さんをいっぱい呼んだ!、というのは
ものすごく理解しつつ、女性のさぁ…
いい年増具合をさぁ…
表現できるようになってください
おばあさんやおばさんばかりじゃなくてさ……

と思いつつ

山井は病(やまい)とかけているのかもしれませんが
いいキャラでしたね
そこは良かった…!
おばちゃんにもてる年増好きでよかった(!)

…てな感じですね

龍が如くは単なるファンタジーに落ち着くのかな、と
常連キャラのグラフィックを見て思いました
posted by 水堂とらく@はりこのとら紙老虎 at 07:26 | 日々の更新2025
Page Top / ブログのTOPへ

2025年03月31日

龍飛王×鼓翼のテキスト136〜140の更新はこちら!

ほぼ一週間分のオリジナル『四人の王』
龍飛王×鼓翼の更新のリストはこちらになります

2025/03/24の更新はこちら!
オリジナル【四人の王】妄想より 龍飛王×鼓翼136 妊活を続ける龍虎の春のお話
https://ci-en.dlsite.com/creator/240/article/1390383


2025/03/26の更新はこちら!
オリジナル【四人の王】妄想より 龍飛王×鼓翼137 春を象徴する龍飛王らしいお話
https://ci-en.dlsite.com/creator/240/article/1396361


2025/03/27の更新はこちら!
オリジナル【四人の王】妄想より 龍飛王×鼓翼138 花と龍飛王
https://ci-en.dlsite.com/creator/240/article/1397551


2025/03/28の更新はこちら!
オリジナル【四人の王】妄想より 龍飛王×鼓翼139 龍飛王とお花見
https://ci-en.dlsite.com/creator/240/article/1398582


2025/03/29の更新はこちら!
オリジナル【四人の王】妄想より 龍飛王×鼓翼140 鼓翼とお花
https://ci-en.dlsite.com/creator/240/article/1400024


★★★

また更新分を書き溜めねば〜〜!…ということで
時間を見つけて、体調が良い時に書いていますが
少しだけ、伝説の時代…中天の頃の龍飛王と鼓翼のお話も
もしかすると書くかもしれません
一応は未定ですので、本当に体調次第ですね…^^;

右手の痛みもなくなるといいな〜と思います


最近、ぽつりぽつりとバトルシーンをスキップしつつ
(コマンドバトルは見ていても退屈なので)
加賀美ハヤトさんの龍が如く8の再生リストを見ているのですが
8の場合は話自体はシンプルなのかなぁ…という感じですね
桐生ちゃんで尺を持たせている感じがあって、物語の内容自体は
それほど厚みがないように思います
物語にボリュームがないと感じるのは自分でプレイしていないせいかもしれませんが
すぐに終わりそうな印象でした

とりあえず、別タイトルで出してほしかった…という感じです^^;
桐生ちゃんサイドに関しては回顧主義的な感じですので
いいのかわるいのか…新規の人に龍が如くのナンバリングを知ってもらうのと
古参へのサービスだと思いますが、描かれてうれしいと思う反面
想像の余地が少なくなるので、単なるファンサービスと
製作者側の自己満足をゲームに落とし込んでいるだけだとも思います

ナンバリングが続くと、このキャラのその後!!…とかにネタが割かれて
その分、本編のボリュームが減ったり、減らすことができたりとかするので
ゲームそのものの魅力が半減して、単なるファンサービスで終わるので
厳密に言うと、「これって面白いゲームなのか?」という疑問にぶつかりますね…

ファンを喜ばせるためのモノづくりというのが果たして良いのか
疑問に思う部分です

う〜ん…
要するに、重要になってくるのは常にこれらのバランスなのでしょうが……


ということで、明日から4月!
環境が変わる方も、継続の方も
本当に心身ともに無理なく…!

がんばりすぎて5月に倒れたりしませんように
お気をつけください…!

メリハリと、やっぱりここでもバランスを大事にお過ごしくださいませです…!

今週もどうぞよろしくお願いいたします…!


★PR【四人の王シリーズ】バック・ナンバー
[現代版妄想]【裏本・創世】四人の王〜王たちの蜜月〜
[現代版妄想]【裏本・孕ませ】四人の王〜王たちの蜜月〜
[現代版妄想](ファイナル)【裏本・創始の闇】四人の王〜王たちの蜜月〜
【本編】四人の王・秘史〜鳳舞王・王たちの蜜月〜

DLsiteがるまにさんで、サークル・はりこのとら紙老虎の作品
買ってくださる方にはありがとうございます!

【PR】
image
★サークル・はりこのとら紙老虎のオリジナルR18コミックはDLsiteがるまにで販売中!
posted by 水堂とらく@はりこのとら紙老虎 at 07:27 | 日々の更新2025
Page Top / ブログのTOPへ

2025年03月25日

Ci-enのメンテナンス中なので更新時間が遅れます

本日更新予定の龍飛王×鼓翼のテキスト137話目の
『春を象徴する龍飛王らしいお話』は
Ci-enがメンテナンス中ですので、今日はお休みをして明日アップいたします

★★★

…ということで、Vさんや配信者の方のゲームのアーカイブを
いつも通りBGM代わりにしているのですが
(相変わらず右の手首は傷んだままです)
龍が如くシリーズについては
7は桐生ちゃんの出るシーン以外は飛ばして最後だけ見て、
「はあ…(見ました、という意味)」という感じだったのと
8も見始めましたが、バトルシーンが冗長でめんどくさくて
かったるいのでスキップして
もはや見るのがめんどくさくなって(まったく入り込めない…)、
桐生ちゃんの出ているシーンだけを見ている感じになっております(苦笑)
なんかもう…これ、龍が如くでやる必要のある話なのか??っていうくらいの
雑な見方をしていますが、観なくてもいいかも…という感じですね

作品の出来そのものは良いと思うのですが
龍が如くのナンバリングの作品としては興味がないというか…

ゲームシステムがコマンドバトルになった時点でもう個人的にさよならをしたのですが
やっぱり良くないです

セガのアクションが何も活かされていない
ただの「どこかで見たゲームのもどき、二次創作バトル」みたいになっています

えふえふせぶんりめいくなんちゃらとかも似たようなものだったんじゃないかな…
コマンドバトル、きらいなので(はっきり言ってしまいますが)
ただただテンポがわるくて、ちっちゃい子が「わーたのしー」というレベルの
ゲームだと解釈をしています

もちろん、若年層(といっても成人以降ですが)に受けがいいようにと
考えてのシステムなのかもしれませんが
どらくえもどきでえふえふで…という、ものすごく中途半端なシステムとノリなので
オリジナリティが皆無です

Xbox360の頃の『ラストレムナント』とどこが違うの?…という
大きな意味でのバトルシステムのオリジナリティのなさが光ります

ということで、おもちゃみたいなゲームだな…というのが
個人的な感想ですね……すっごく平和…
そこにブラックユーモアを付け足しただけの…
大人(こども)の平和なエンタメですかね…
とがったものが柔らかくなっているので
初心者にはお勧めですが
『ゲームに飽きた大人たち』には不向きです

7と8は
『ゲームに平和を求めている大人たち』向けのゲームかな…という印象です

春日については、新タイトルで主人公を張ってほしかったですね
とにかくゲームが平和すぎて、自分は飽きます…
何かに餓えている(かつえている)人よりも充実している、もしくは
充実感を得たい人のためのゲームかもしれません

今のご時世が、「充実感を得たい」人が多いのかもしれないですね…

自分はいろんなものにかつえてて、すまん!!!(苦笑)

龍が如くにはゲームの面白さというものにかつえていて、満たしてもらった部分が多いのかなぁ…
7と8にはかつえはないです
7と8は、こどものための(かつてこどもだった人たちのための)エンタメですね


ということで、右手首の痛みが気になりますが
無理せずやっていきます
原稿も進めたいですが、新年度まであと少し…
色々と変わってきそうですので、予定を立てて新作の作業を進めていけたらと思います
posted by 水堂とらく@はりこのとら紙老虎 at 07:25 | 日々の更新2025
Page Top / ブログのTOPへ

2025年03月21日

龍飛王×鼓翼131〜135の更新はこちら…!

ほぼ一週間分の月曜日から金曜日までの
更新のリストはこちらになります

2025/03/17の更新はこちら!
オリジナル【四人の王】妄想より 龍飛王×鼓翼131 龍飛王は羽楫に対して嫉妬する?というお話
https://ci-en.dlsite.com/creator/240/article/1377105


2025/03/18の更新はこちら!
オリジナル【四人の王】妄想より 龍飛王×鼓翼132 羽楫のことで豹變王にいじられる鼓翼のお話
https://ci-en.dlsite.com/creator/240/article/1390375


2025/03/19の更新はこちら!
オリジナル【四人の王】妄想より 龍飛王×鼓翼133 隠し事をしない羽楫のお話
https://ci-en.dlsite.com/creator/240/article/1390377


2025/03/20の更新はこちら!
オリジナル【四人の王】妄想より 龍飛王×鼓翼134 甘いもの好きらしい豹變王のお話
https://ci-en.dlsite.com/creator/240/article/1390378


2025/03/21の更新はこちら!
オリジナル【四人の王】妄想より 龍飛王×鼓翼135 お菓子を買って帰ってきた豹變王と鼓翼のお話
https://ci-en.dlsite.com/creator/240/article/1390380


★★★

原稿作業については体力に余裕のある時に進めていますが
やはり毎日がハードなので余力が残らないという…
あとは、ちょっと買い切りゲームを進めたいなぁ…と思ったりする今日この頃です

今週は右の手首がずっと痛い状態で
寝ている間に曲げているのかな…とかよくわからない感じになっています
特段、酷使しているわけではないと思ったのですが
無意識に手首で重い荷物を持ったりしていたようなので
気をつけようと思いました

重い段ボールとかは腕や手や手首では持たず
胴体にもたれかからせるようにして体全体で持つのが吉で
腰や腕や肩に負担を与えないことが正解なのですが
場所が狭かったりする場合、気づかずに手で持っていた可能性があったようです

筋力で何とかなるうちは良いですが
皆様も体の痛みにはどうぞお気をつけて…!

ということで、週末を駆け抜けてまいります…
来週用の買い出しもせねば……!

チェックをしてくださる方には、いつも本当にありがとうございます…!

★PR【四人の王シリーズ】バック・ナンバー
[現代版妄想]【裏本・創世】四人の王〜王たちの蜜月〜
[現代版妄想]【裏本・孕ませ】四人の王〜王たちの蜜月〜
[現代版妄想](ファイナル)【裏本・創始の闇】四人の王〜王たちの蜜月〜
【本編】四人の王・秘史〜鳳舞王・王たちの蜜月〜

DLsiteがるまにさんで、サークル・はりこのとら紙老虎の作品
買ってくださる方にはありがとうございます!

【PR】
image
★サークル・はりこのとら紙老虎のオリジナルR18コミックはDLsiteがるまにで販売中!
posted by 水堂とらく@はりこのとら紙老虎 at 07:21 | 日々の更新2025
Page Top / ブログのTOPへ

2025年03月16日

北斗が如くの感想をちょこっと

来週用の作り置きを作った後にPS4『北斗が如く』を少しやったのですが
レベル70になったのはいいのですが、バースト状態にならずに闘うので
ちょこちょこと苦戦しつつ
育成の球やバギーの部品が集まらないのでクリアしていいものか…という感じです

あと、兵舎イベントで
なんかつじつまが合わないなぁ…という部分が散見されてそこが気になった感じです
あまりというか、かなり合点がいかない展開が続いて
龍スタジオらしくないシナリオだな…という印象です
世紀末という舞台で、そんないい加減な展開があり得るのかなぁ…
実社会でもないのに…という感じでした
リンのお届けイベントもそうですが、かなり北斗らしくない、浮いているお話です

うーん…

普通の北斗の拳ファンには物足りないですし、
ここで龍が如くをやりたいわけではない、と個人的には思います

素材を借りた龍が如くをしたい、というのではない、というのが正直な感想です

なので、自然と、『龍が如く見参』や『龍が如く維新無印』が良作だったなぁ…と感じます

新マップの作成、新アクションの作成、全部が全部大変な作業ですし
使いまわしをして付け足す外伝等を作る方がちょっと楽です
新しいマップを組むよりも断然(小物の作成もめっちゃ大変ですし)

でも、使いまわしではなく新しいもの…新しい世界を作ったのであれば
ほんとに根っから新鮮な世界を作り上げてほしいな、と思ってしまいますね…

借り物の世界(すでにあるジャンル)に今まで通りのものをぶち込んでも
それは質を落とすというか、完全な作品としては「?」と思ってしまう
違和感を抱いてしまうポイントになってしまうので
やるなら借り物の世界にどっぷりと浸からせてほしいなと思いました

二次創作をやるなら自分の持ち味をぶち込んで喜ぶ人と
オリジナル世界やそれらの原点のみを愛する人もいるという感じですかね…

そんな感想を抱いてしまったのは

・ナイトクラブのケンがおかしい
・バーテンのケンもおかしい
・兵舎イベントのつじつまがわかんない
・北斗の世界にミステリアスは要らない(苦笑)
・北斗の世界にマスコット(リン)も要らない

…という違和感があったからでした

診療所はやってませんので、ミニゲームにケンシロウを落とし込むには
やっぱり悪党がいないとだめなのかな…と
バッティングセンターもどきの野球場のミニゲームを見ていて思いました^^;

悪がいて、力で正す(ひでぶ)…のが北斗の醍醐味=爽快感なので
回りくどい話はあかんのではないかなぁ…と思ったりしました

誰が読んでもシンプルでわかりやすいのが北斗の拳というか
当時のジャンプの少年漫画の良さだったと思うので

タイトル自体が『北斗が如く』であったので
借り物のタイトルだということは明白ではあるので
今更感がある感想ではあります

難しい話ですが、どうせ借り物の題材でやるなら
どっぷりと肩までその世界に浸からせてほしい、と思いました

そんな感想を抱いた『北斗が如く』ですが
セガマークIIIの北斗の拳ができたりと
お宝要素もありますので、お遊びゲームだと思うのが良いのだろうと思います

わるくいえば、FC(ファミコン)ジャンプみたいなノリですかね……………

そういう半端なのは求めていないなぁ…という、なんだかいろいろと思う部分でありました

ちょいちょい違和感を覚えると、折角の『世界』が台無しになる…というのかなぁ……

ただの『もどきゲーム』だと思ってプレイするのが吉ですが
どこかで粗さを感じると、どこまでも「???」と首をかしげ続けるような印象です


…ということで、比較するのはよくないかもしれませんが、
『龍が如く見参』と『龍が如く維新(無印)』は
新マップ、新フィールド、新アクションなのでめっちゃ楽しいです
初めての方にオススメ!
posted by 水堂とらく@はりこのとら紙老虎 at 08:29 | 日々の更新2025
Page Top / ブログのTOPへ
PR】 ★サークル・はりこのとら紙老虎のオリジナルR18コミックはDLsiteで独占販売中! DLsite
→DLsite直リンク★PC/スマートフォン/タブレット端末/ブラウザ視聴/各種言語の紹介に対応