ネイティブシリーズの『ホワイト・ゴースト』と『シェイド』の二作は
『シェイド』の本文のデータがないことも問題なのですが、
テキスト内の種族的な文字をぼかす意味でそこら辺を手で打ち直そうと考えています
白とかネイティブとかをですね…
ネイティブは特段問題はないと思うのですが
発行した当時よりも今は本当に
特定の固有名詞に関しては気を付けなければいけないので
たとえ頭の中で作り上げた創作物であっても
気を付けなければなぁ…と思うので
エロも多いしもしかするとこれはデジタル版にして
DLsiteに卸す作品になるかもしれないです
普通にテキストとして公開するにはかなり難がある…といった印象です
とはいえ、異種族BLものとしては非常に面白い文章になっています
エロありですが…(とほほ!)
ということで、近いうちに『ポーリェ/野』を公開して
『ニェーバ/空』も一緒に再録できたらいいなと考えております
カミマイこと赤青、もしくはカミュー攻め×マイクロトフ受けは
「神舞(かみまい)」で、まさに「神の舞」のごときすごい
創作熱を自身に降してくれたんだなぁ…という印象です
文章という熱量がものすごいです
50%以上はカミューのおかげかな…!、と思います
ほんとにいいキャラとして立ってくれた、と思いますね…
顔よし性格よし(???????)腕よし!…の困った二枚目キャラです、多分
似たような感じでカカイルも文章を書きましたが
カカイルは…未完でお願いします…!すみません!
独自色を出すなら、カミマイの世界が本当に自分には
思い出として強く残っているのかもしれないです
幻想…うん…本当にいい意味での幻想世界なのだな…と思います
ひとまず、カミマイの更新は
『シェイド』の続編を書きおろして完結させておわり!
…という感じかなと思います
最後まで読み切っていただけますと大変うれしいです…!
★★★
水堂とらくファン作品・空の民草の民シリーズより
幻想水滸伝2【カミマイ】妄想27
カミュー×マイクロトフ
空の民草の民・エピローグ
ドアを叩いた同僚の前に姿を現したのは、髪を手で整えながら出てきたカマロが誇る自由騎士の一人だった
かなたの領地で騎士の称号を得たという華やかな経歴を持つ現騎士は、留め具もそのままに上着を羽織っただけの恰好で、急ぎ玄関まで駆けつけたと言ったていだ
確かに呼び鈴を数回鳴らしても一向に出てくる気配がなかったので、昼間から風呂にでも入っていたのだろう
それにしては、頭髪は少し湿っている程度で、水を被った後のようにびっしょりと濡れているわけではなかったが
担当である執務室に姿がなかったのでわざわざ家まで呼びに訪れたのだが、午後からの仕事はどうする?、と試しに訊いてみると、実に申し訳なさそうな表情で男は言った
「長年待ち望んでいた私の恋人が、長い道のりを経た末、今日やっとこの地にたどり着いたのです。…そういう事情なので、今から休暇とさせていただきたい」
は?、と、言われた側が、豆鉄砲を食ったような顔つきになる
男は、清々したという表情と、どこか気怠げな雰囲気で、更に言葉を続けた
「明日、関係者には私から紹介しますので、何卒推し量らいいただきたく。そちらからも便宜を図っていただきたい」
端的に言えば、取り込み中なのでこのまま休む、職場にはそう伝えておいてくれ、という意味合いだろう
恋人が、という下りだけで、プライベートであることは明白だったが、長年の想い人との再会であったらしいので、火急の用事というのもあながち嘘ではないのだろう
遠くから訪れた、という説明だけで、相手はその内情を理解した
待ちわびた来訪者であったのだとしたら、男にとって共に過ごすことのできる時間は何よりも尊く、一分一秒でも離れているのが惜しいはずだ
愛情に深い土地で育った同僚は、あいわかったと深々と頷いた
ここは穏便に、要望を受け入れる処断を下すべきなのだと腹を決め
「貴殿の想い人殿…その方を、大切になされよ」
「言われずとも、そのつもりです」
待っていたのだから、それこそ何千倍何万倍にして想いを言葉に、行動にして示すと
カミューという名の男は深い深い笑みでそう答えると、重い扉を静かに閉じた
カミューの家の寝台の上で、マイクロトフはゆっくりと安息の寝息を吐いたまま休んでいる
その裸の肩に、カミューは優しく手のひらを置いた
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