---
続きを書き進めているのですが
なんか…普通に、普通のBLになりつつあるカミマイです@@
関係ないですが、
カミマイが所属するマチルダ騎士団の組織図が昔から頭の中にあるのですが
自分の中の赤青(カミマイ)の団には『副団長』という役職がないのですね
他の方の作品には普通に当たり前に『副団長』が登場するのですが
うちの騎士団では騎士団長一人に権限が集約されていて
あとは補佐とか部隊長とか相談役(いないかも)とかになるのかなぁ…
という感じに副団長がいない組織になっています
なぜなのかについては、
・団長の権限が強い
・副団長と癒着させない
・副団長一人に責任を負わせない
・団長に何かあったら補佐集団で相談して一時的な代行を決める
・団長が暴走したら、補佐集団みんなで止める←真の目的!
…そんな効率が、青騎士団にはあるのかなと思います
赤騎士団については専門的な仕事が多いので
青騎士団とは異なる編成で、
白騎士団についても違います
三つに分かれた騎士団に上下関係はあるものの、それぞれが独立している感じ
なんで違うのかについては、個別の得意分野があるためと
色んな過去の事件を経て、上から言われたり
上に文句を言われないように作った結果なのかなと思います
もちろん、効率も視野に入れていますが
団長の権限が強い、というのがうちのマチルダ騎士団です^^;
とはいえ、ワンマンではやっていけないので、
騎士団長は大変な役職だと勝手に思っています…
---
という感じの書いているお話の背景でした
騎士団の編成の図を詳しく書き出してもいいのですが
おそらく青騎士団の団長補佐は各部隊長クラスの人間で常に十人ほどいて
(青騎士団の部隊数はもう少し数がありそう)
マイクロトフが団長就任後に選定した執行部(団長補佐)に
かつての部隊長が選ばれたりしたのかな…と思いつつ
団長補佐の権限はあくまで補佐としての権限なので
現行の部隊長の相談役でもあるし指示役にもなれるけれど
団長の命令なしで単独で動くことはないと思います
政務室に詰めて各隊の状況とかを整理した上で
団長に取り次いでいたりするのですが
政務室詰めは各隊からも交代で派遣されていて
色々と連携を図っているのかな、と
マイクロトフは団長になる前に各部隊(全部の部隊)に所属しているので
さらに細かな仕事を理解していたりします
偏った部隊にだけ籍を置いていると全体を見渡せないので
重役につくことなく部隊を回った感じになります
補佐役になると次の執行部には選ばれないので
補佐役はやったことがないような気がしつつ
そこらへんはアバウトです
とりあえず、前任が更迭(?)されたので
マイクロトフが団長についた、という話なのではないかと思います
青騎士団長の就任に関しては白騎士団長から辞令があったのだと思いますが
役職についていなかったマイクロトフが選ばれたことに関しては
内内でなんか仕組まれていたことがあったんじゃないでしょうか
白騎士に対して、こいつ=マイクロトフは白騎士には無害っす!…というのを
アピールしたかったんじゃないかな…とかいろいろです
もちろん無能であっては困るので、マイクロトフの功績については
きちんと上(白騎士団)に報告をしたと思います
実直でまじめ一辺倒だから裏切りませんよ〜みたいなアピールの仕方で
カミューに関しては立ち回りがうまそう
素直に、専門的な部門を統括する赤騎士団の団長として適任だったのだと思います
今のところ、そんな感じで考えています
騎士団は結局、
白騎士団以外は編成と再編成の歴史を繰り返しているというイメージですね…
自分の中では、内外に向けた効率重視なのかなと思います
代々同じ仕様を受け継ぐ、引き継ぐ、という考え方は、自分の中にはないですね@@
やっぱり時代やその時の状況によって
変えられたり変わったりすると考えたほうが楽しいです
★★★
水堂とらくファン作品・空の民草の民シリーズより
幻想水滸伝2【カミマイ】妄想8
カミュー×マイクロトフ
黒の悋気
側近の一人から入った情報に、カミューはわずかに表情を曇らせた
白騎士団長を務めるゴルドーが、マチルダ騎士団領の外部の人間と接触している節があると
ゴルドーなる男は見るからに野心家で、人柄を能く見抜く術に長けたカミューなどからすると、人の上に立たせて安心できるタイプではない
かと言って家柄も実力も、勲章の数も功績も文句のつけようがなかった
カミューはロックアックスの人間ではない
だからこそ深入りはしないようにしていたが、マチルダそのものに愛着を感じていないわけではなかった
上の連中はともかく、人材に恵まれ、若い騎士たちには故郷の者達とはまた違ったパワーがあると痛感している
特に青の騎士団などはその代表格で、赤騎士よりも平均年齢が低い
青騎士の執行部は団長の代変わりとともに都度解散し、再編成の際には先任の者は選ばれない
若返りを常に意識して作られているせいだろう
赤騎士であればカミューより年配の者は多く在籍しているが、青騎士の中で年長者と言ってもマイクロトフより十くらい上がいるかどうかが関の山だ
このまま行けばマイクロトフはカミューよりも先に騎士を辞めてしまいそうだが、それゆえ日々精力的に務めることができるのかもしれない
マイクロトフが騎士でなくなったら、自分はどうするのだろう
当たり前の答が用意されているだけだ
カミューはそっと秀麗な眼を細めた
その耳に、聞き慣れた声が届く
考え事をしながら城の周辺を散策していたのだが、いつの間にか廐舎の近くまで足を伸ばしていたらしい
声の主は、珍しく笑っているようだった
マイクロトフ
陽はすでに傾きかけていたが、どうやら今日は定時に上がったようだ
かくいうカミューは早々に仕事を切り上げて提出する書類の類は明日に回してしまっていたが、こんなところで見かけるとは思わなかった
マイクロトフは誰かと話をしている最中だったようで、こちらには気づいていない
声音が意外なほど優しく、後輩の同じ騎士に対してもそんな態度を取っているところは見たことがない
いや、あれは騎士に対するものではないのかもしれない
実の妹や、家族に対する応対に近い
青年の硬質な部分が削げ落ちた、柔らかな春の日差しのような物腰だ
素の、それこそカミューが出逢ったばかりのマイクロトフと同じだ
屈託のない笑みが口元に溢れ、そこからまばゆいほどの白い歯を覗かせる
そんな顔は見なくなって久しい
自分に向けられるのは、常に厳格なマチルダの騎士としての目線だ
「…………」
掃除がようやく終わったのか、用具を片付け、張り番のいない厩舎を後にして、青い騎士服だけに身を包んだマイクロトフが今初めて気がついたように顔を上げる
ゆっくりと、その動作の一部始終が緩慢に見えたのは、自身の錯覚だったのかもしれない
男の存在を認め、わずかに目元がしかめられる
濃いまつ毛と色で縁取られた、精悍な眼がひたと見つめる
そこで何をしている、との問いに、先ほどの穏やかさはなかった
自分以外の誰に対して
心を砕いて和やかでいたのか
心臓を後ろから鷲掴みにしたのは、黒々とした大きな鉤爪
カミューはそれを気取らせもせずに、鷹揚に微笑った
冷笑と自嘲を滲ませながら
DLsiteがるまにさんで、サークル・はりこのとら紙老虎の作品を
買ってくださる方にはありがとうございます!
【PR】

★サークル・はりこのとら紙老虎のオリジナルR18コミックはDLsiteがるまにで販売中!
タグ:カミマイ


















