亀兆王と仲良しな鼓翼。
亀兆王は龍飛王の専属秘書なんですが鼓翼のお店もサポートしているので二人は仲がいいです。虎嘯王のガチ親友だと知ってちょっと驚いたみたいだけれど、鼓翼は亀兆王にも懐いているというか。
中天の王はみんなに懐いて可愛がられるタイプなのかな…??
おかしいな…唯一無二の支配者のはずなのに(笑)
Ci-enに1月の新作情報と体験版情報を掲載しました…!
https://ci-en.dlsite.com/creator/240/article/1051147
『【裏本・創始の闇】四人の王〜王たちの蜜月〜』は本文テキスト271ページを予定しています。
書きおろし分が膨らんで、こんな規模に……!!! 裏本のファイナルということで、ラフ絵も多めに収録しますので、読みごたえは多分あると思います…! 全部で300ページを超えると思いますが、税抜200円での販売です。
現代版妄想・書き下ろし10
亀兆王は虎嘯王と同じ陸上オタクなので※言い方(笑)※、二人でひたすら趣味のジョギングや、コアでマニアな陸上選手の名前や訓練法や大会の各種目のファンしか知らない話や、最新の運動グッズの話題で盛り上がっててね。
互いに知識と見識と技術を高め合うことで、非常に充実した日々を送っていたみたいだ。
虎嘯王は趣味と恋愛※鳳舞王※の区別がはっきりしているから、亀兆王との再会でさらに活力を得たし、亀兆王は相変わらずクールに龍飛王の代理やら秘書やらの仕事を当たり前のようにこなしまくっていた。
ほんとに鼓翼から見たら有能すぎる美女なんだけど、王は大概というか、例に漏れず、みんなマイペースだった。
鼓翼にお礼と称してお店でご飯を奢ってもらった時も、亀兆王はだらけたり馴れ馴れしくせずに、今の鼓翼に足りないものや顧客からの感想や手応えの話をする。
店の客は龍飛王の関係者なのではっきりとした苦情ではないけれど、ああした方がいいという簡単なアドバイスが亀兆王の元へ送られてくることがある。
あとはやっぱり多国籍だから、お国の方針とかが微妙に違っていたりするからそれを伝えたかったのだろう。※宗派による食の細かな作法の違いもあるし※
鼓翼はそれを毎回の課題にして自力で調べ、独自の工夫を凝らして※言われたままにはしない※クリアしていっているので、リピーターとして予約する者が後を断たない。
一度来た客の顔と名前も全部覚えているし。※客商売だから※
訪れた側が鼓翼を育てる楽しさを覚えてしまったのかもしれないが、多言語に通じて世界に興味を持って詳しい上、さらには向上心のある鼓翼は、やはり投資する側から見ても稀有な人材として映るらしい。
龍飛王の内縁の妻(笑)というのも周知されているらしく、失礼な振る舞いをする者はいないが、最初は皆興味津々という感じで鼓翼に接する。
けれど、真摯に料理や応対を心がけている、そして時に気さくで朗らかで当たり障りなく接してくる性格に、やっぱり好感を持つらしい。頭もいいってことは、話をすればすぐにわかるし。
世界を知っている、または情勢や世情に関心があること自体が好感度に大きく関わっているのかもしれない。
で、仕事の打ち合わせの話もちょっとしながら、亀兆王はにこにこしたまま食事を片していくんだよね。
食べることが、龍飛王同様に好きなのかもしれない。※龍飛王と同じく力持ちだし※
食事を終えてデザートを出された時に、亀兆王は懐から、すっとチケット入りの封筒をテーブルの上に差し出した。
「これは私からの個人的なボーナス」って、優しく言葉を添えてね。
え?、って鼓翼は一瞬目を見開いたけど、すぐに何であるかを察した。
「もしかして、取れたんだ!?」
常にすれた子どものような見た目の鼓翼としては珍しく、少し興奮気味に亀兆王に尋ねる。
「もちろん」
優秀ですから、みたいなニュアンスで、亀兆王は微笑した。
「この通り!」
一緒に行こう、って、両手を合わせてせがまれて、龍飛王は無表情だった顔をさらに無にした。※特段怒ってはいない※
鼓翼にはこれから…といっても、半年先くらいのことになるのかな。
『世界一周するぞ旅行』※どんな旅行?※をすることは伝えてある。
一周で終わるのかについては、まだ詰めていないので詳細は未定だけれど、スタートする月は大体決めている。※夏くらいになるのかな※
その前に鼓翼は、温泉一泊旅行に行こう!、って龍飛王に頼んだんだよね。
時季的には、春に差し掛かる頃だったのかな。
亀兆王が予約のチケットを取ってくれたし、龍飛王の予定も詰めに詰めて、空けてくれた。
豹變王には事情を説明して、ご飯を一週間自前で何とかしてくれと頼み込んだ。
「ヤんのか? ※温泉地で龍飛王と※」ってあからさまに訊かれたから※デリカシーどこ?※、「うん」って目を泳がせながら真っ赤になって答えたら、「いいぜ」ってウィンクしながら快諾してくれた。
どんな男振りだ(笑)
バッチリ抱かれてこい!、とまで豹變王から発破をかけられては、鼓翼は退くに退けなくなった。※どひー※
なので、龍飛王には何が何でも承諾してもらわねばならない。
日曜日の妊活の時間を、まるごと温泉旅行に充てる。
それだけなのだけれど、鼓翼にとっては一大決心だった。
龍飛王はそんな鼓翼の必死さというか、なんかもう、柔らかい肉球を懸命に合わせて困った顔をして縋るような目つきで見つめてくるお気に入りの仔虎を目の前にして、言葉を失っていたみたいなんだよね。
なんだろな、うちの内縁の妻は、みたいに思ったのかも。
毛皮がふかふかか!、と考えていたのかもしれない。※それはない※
何もそこまで覚悟を決めなくてもいい、と思ったのだろう。
自分が了解すれば良いだけの、簡単な話なのだから。
結局、お気に入りには甘い龍飛王(笑)
「一泊か」
「じゃないと、休みが取れないって…」
亀兆王が言っていたと鼓翼が告げると、龍飛王は、ふん、と短く鼻を鳴らした。
一泊ということは、朝セッ伏字の余裕がない。
そこかよ!!、って豹變王はツッコミたかったが、ぐっと堪えた。※龍虎の生配信を視聴中※
「いいだろう」
一泊だけなのは不服だけど※朝セがしたい※、行く、と。
龍飛王の返事を聞いた途端、鼓翼は、ぱあっと明るい笑顔になった。
喜びと感謝を込めて抱きついてきたのでしっかりとその体を受け止めると※ラブい※、龍飛王は鼓翼をソファの上に押し倒してそのままスッポンポンにひん剥いた(笑)
とにかく、ヤるんです!! ※どひー!※
スーツ姿のままの龍飛王に気持いいとこに中出しされて何度もイきながら、鼓翼は「やったー!」※ガッツ・ポーズ※、って心の中で思った。
ハアハア喘いで、アソコとお腹をビクビク痙攣させながら。
確かに龍飛王とは何回もそこでヤったけど! ※最後には龍飛王も服が邪魔だから全部脱いだ※
龍飛王は「行く」って答えたけど、イかされるのは鼓翼の方ばかりだったりしてね!
てことで、お下品なまま、つづく!
次回がラストですが、本作となる『【裏本・創始の闇】四人の王〜王たちの蜜月〜』にのみ収録します。
ラストはいつも通りの連続エロです…!!
★PR【四人の王シリーズ】バック・ナンバー
[現代版妄想]【裏本・創世】四人の王〜王たちの蜜月〜
[現代版妄想]【裏本・孕ませ】四人の王〜王たちの蜜月〜
[現代版妄想](ファイナル)【裏本・創始の闇】四人の王〜王たちの蜜月〜
【本編】四人の王・秘史〜鳳舞王・王たちの蜜月〜
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