自分の同人誌の原稿を探して整理してみたのですが、
やっぱり『シェイド』の完全版が、文章が、なにもない…!!
…という事実に突き当たりました
推敲前のすっごい雑文の状態のものが
途中まで残っていたのですが
発行した本と見比べたら舌っ足らずで
打ち直しぃ!!!…ということに相成りました
ということで、キーを打っていたので、右手が痛いです(あほ!)
そして全然前へ進まない…文章が長い…細かい…
という感じです
『シェイド』は完結編を書き殴ったので
きちんと真エンドをこちらも迎えられることが判明したのですが、
同人誌の方の『シェイド』を読み直すと、ちょっと不思議だなぁ…と思ったものを見つけました
『シェイド』の導入部分のテキストがあるのですが…
シェイド
シェイドとは、立ち昇る黒い陽炎のような精霊だ。
死しても大地に戻れない魂を喰らい、さ迷う、死の精霊だ。
死神との認識は、ネイティブの間ではない。
なぜなら彼らに食われることで、行き場のなくなった魂が初めて昇華されると考えられたからだ。
風のように駆け抜け、切れ上がった刃のような双眸を持つ、怒れるその姿は、黒い靄のような体を持った大きな馬に例えられた。
男は、地面に染みゆく自分の血を眺めていた。
口からも胸からも、焦げて乾ききったかのような昏い濁流が幾重にも筋を作って流れてゆく。
留めることはできない。何も起こすことはできない。
最後の力を振り絞って眼前に伸ばした手のひらも、生命の源に汚されていた。
腕から足から、細胞が塵芥となり黒い濁点となって地中に沈み、そして積もってゆく。
生気が底へ吸い取られるように、薄く開いた瞼の奥から、濁った水が一筋流れた。
個人的に、『男』というのは攻めキャラに自分は使っているのですが
この文章で、指す男は多分マイクロトフなんですね…
『シェイド』ラストはしにえんどなので…(完結編はハピエンですが)
多分、マイクロトフのつもりで書いていたと思うんですが
亡くなったマイクロトフのあとに死んだ?カミュ―の描写だったら
いやだなぁ…と思いつつ
『シェイド』のカミュ―は結局ホワイト・ゴーストになったのですが(ネタバレ)
その彼は、マイクロトフを探すために山で果てたのかなぁ…とも思います
マイクロトフを撃ったのが仲間であったはずなので、それにカミュ―が気づくのか
それでもやっぱり復讐よりもマイクロトフを探しに行ったのか、ちょっとわからないのですね…
『シェイド』のカミュ―は部族の戦士なので、
戦場でたたかってしんだかもしれないので、うう〜ん、なぞなぞしい…という感じでおります
でも、ホワイト・ゴーストの正体というか仮の姿は『シェイド』のカミュ―だった、というのが
ネタバレというか、ネイティブシリーズのお話のからくりとしてはあります
じゃあなんでホワイト・ゴーストが『ホワイト・ゴースト』のマイクロトフを
襲ったんだ?…ということについても
『シェイド』でのバッドエンドがヒントですね…
探し人を間違えた説(あほ!)
謎ですわ…精霊の考えることなんて…と責任を擦り付けつつ
ちょっと面白いお話になっています
『シェイド』の完結編はハッピーエンドなので、悲しくはないと思います
ネイティブシリーズは民族が違う者同士のBLになっていますので
元ネタを知らなくてもなんとなく、うふふ…となっていただけると嬉しいです
『シェイド』はエロ本ですが…(苦笑)
自分の考える話って、結局二人はすっきやねん!、というオチでしかないかもしれません
お付き合いくださる方に感謝です…!
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