うおおお！
龍虎の35
あほの仔、ふたたび…！
オリジナル【四人の王】妄想より
龍飛王×鼓翼
鼓翼が本気を出すお話
なんか、前回の話※オリジナル【四人の王】妄想のこと※が面白くなかったんだろ…
って、鼓翼は中天の帝らしく、腕を組んで眉をしかめた※威厳※
なんで？って、豹變王はそらとぼけた風を装って鼓翼を宥める振りをするんだけど、鼓翼はそんなことでは誤魔化されなかった
「…龍飛王が元気なかった」
昨夜のどエロい種付け行為が一回で終わったんだぞ、とは、鼓翼はいい仔なので言わなかったけど
そりゃ、龍飛王は極度の遅漏っていうか、持久力が半端なくて鼓翼の方が早々に降参してからあとがまた延々と長かったりなんかして大変なんだけども…！ ※褒め※
中に出すのを一度でやめたことなんかなかったのに、って、根がえっちな鼓翼は思った※あほ※
そのあと、龍飛王は浴衣姿の鼓翼をしっかりと抱きしめて、離さないぞっていう感じで※気のせい※胸にいだいて眠ったけれど
朝はしっかりと龍飛王の股間がヤリたさで猛烈に昂ってたから※朝伏字※、鼓翼は最後まで受け入れて龍飛王の雄々しいアレをアソコで扱いてくわえ込んだまま何度もイッたけど！！ ※あほ※
鼓翼は今朝の睦み合いの光景を思い出して顔が熱くなるのも隠さずに
龍飛王を唆してどこか消沈させたであろう誰かに対して憤慨した※ごめん※
龍飛王を幸せにするのが俺の目的なんだし、邪魔すんなよ、と…！ ※エロい…じゃなくてえらい※
「奴※やっこ※さんが不調だっただけかもしれないぜ…？」
「それはない」
鼓翼は即座に否定する
体調管理は万全のはずだ
何より自らが手がける食事は完璧に近いはずだし、食べている姿も確認している
仕事中は亀兆王がいてくれるし、そもそも龍飛王がおのれの管理の仕方を知らないわけがない
杜撰※ずさん※さがないと言えば正しいのか
かわいげのない奴だよな※知りすぎて※…と豹變王は思ったけど、黙っておいた
鼓翼は臍を曲げると、かなり根に持つ
忘れはするんだけど、怒ると長い
これはどちらかというと、虎嘯王ではなく鳳舞王に似た部分だな、と豹變王は他人事のように思った※虎嘯王なら困難は無言で打ち砕く※
「なら、元気づけてやりゃいいんじゃね？」
鼓翼が
「………！」
豹變王の台詞に、そうか…！、って鼓翼は気づくと同時に
どうやって？、って首を大きく傾けた
腕を組んで悩んでしまう、もふもふな仔虎※あほ※
「そりゃあまあ、おまえにしかできない方法があるだろ」
ニヤッて笑って、豹變王は言った
裸エプロンとかどうだ？…って豹變王に訊かれて、おっさんくさい、って鼓翼は返した
そんなんで喜ぶかよ…って純粋に思ったからだ
龍飛王はイメクラでくらくらするほど煩悩の塊というわけではない※エロいけど※
「お祝いするとしてもなんの記念日でもないし、そういうのに興味はないみたいだし」
二人が出逢って付き合い始めた記念日とかをこまめにお祝いする律儀なカップルもいるらしいけれど、それとは違うし
龍飛王は無為なことはしない
記念日なんて言っても普通の日と変わらないし、何なら龍虎にとっては毎日が妊活記念日だ※鳳虎と同じ※
鼓翼の頭の回転の良さをそのまま表したかのようなテンポの良い話を聞いて
くっくっくって、腹を抱えてひとしきり笑ってから
「俺が思うに」
…と、豹變王はちょっと遠い目つきをした
珍しいことだったので、鼓翼は、うん、って頷いて先を促した
「おまえが愉しんでいる姿を見りゃ、誰だって気が紛れると思うぜ」
すごく涼やかで男らしい風貌と持ち前のイケメン声で
豹變王は鼓翼を真正面から見て言った
楽しむ…
鼓翼は思考した
大体、苦だと思うことはやってないし…独学も難儀な技の習得も、何度も失敗するけれどめげたことがない
仕事は役割だと思ってこなしてる
目標が定まっているなら、遠回りだろうがなんだろうが鼓翼のとってはそこへ突き進むだけだし
しばらく考えてから
あ、…って鼓翼は思いついた
次いで
よし、これなら、って思う
思うとなんか、頬が熱くなって、体の表面が火照りそうになる
でも、龍飛王のためなんだと思って、経験は少ないながら、鼓翼はたくさん案を練った
…言わずもがな、鼓翼はえっちであほだった（笑）
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