龍虎の30
オリジナル【四人の王】妄想より
龍飛王×鼓翼
中天の珍獣
鼓翼は虎嘯王に似てかなり肝が座っていたりする
威風堂々と言うほど堂々とはしていないんだけど※背が小さいし※
どこへ出向いても飄々としている※豹だけに※豹變王みたいに、独特のオーラみたいなのがあった
なので、他人の視線にさらされることをあんまりいやがらない
目立ちたがり屋とかではないし、承認欲求の塊でもないけれど※虎は虎であるというだけで目立つから※
好奇の目に晒されてもそれほど苦にならない性質だった
他者の動向に無関心であるのとはまた違って
受け流すというよりも受け止めて全く動じないというか
闘るなら闘るぜ?、という強かな気性の表れでもあった
でも別段、鼓翼からは喧嘩を吹っかけないし、何よりも鼓翼は常人よりも※帝だけど※頭が冴えていたから無駄と思われるようなことはしなかった
龍飛王と世界一周以上旅行をした時は、まさに鼓翼は珍獣扱いで
龍飛王の顔見知りがいる先々で、言い方は良くないけれどめっちゃガン※眼※を付けられた
…というか、じろじろじろじろジロー二郎三郎みたいにあからさまに上から下まで品定めするように見られた
けれど鼓翼は中天の帝にもなったくらいの器なので
人からの好奇心とか嫉妬とか羨望とか諸々の含みのある目線には、むしろやる気をもらうくらいの意気込みで終始堂々としていた※着慣れていない礼服姿はちょっと恥ずかしかったけど※
同伴している龍飛王に恥をかかせるわけにもいかなかったし、他人からの敵意に尻尾を巻いて逃げるつもりも最初からなかった
そもそも巻けるような細い尻尾なんて持ち合わせていないし※虎だから※
とはいうものの、実質、鼓翼に対するそれは龍飛王に向けるのと同じようなものなので、敵愾心に溢れる視線というもの自体が存在しなかったのだけれど※知の王を敵に回したらあかん※
今思えば、龍飛王をパトロンにすることができた新しい珍獣…みたいなニュアンスだったのかもしれない
実際、お呼ばれしたイベントとか社交の場ではかつては色んな女性を同席させたんだろうし…
龍飛王自体、デートそのものは好きそうなんだよね
お膳立てが好きというか知恵があるから、ベストだと思う場所までパートナーを連れ歩いたりする
相手の感情の機微が龍飛王に理解できるとは思わないけれど※龍飛王には感情がないので※、良識の範囲で実践していただけなのだろう
喜ぶか喜ばないは別として、ベッドでセッ伏字するまでの手順を幾通りものパターンで常に用意して、そつなくこなしていただけなのかもしれない
鼓翼は龍飛王の複数いたという前カノ関係のことを考えるのはやめた
第一気が滅入るし、龍飛王に呆れられそうだったので(笑)
豹變王には、またか、って言われるかもしれない
鼓翼はくすりと微笑って、自身の仕事に専念した
旅行中の龍飛王は、普段は運転手付きの車で移動したり自宅と会社の往復だけしかしていなかったのが嘘みたいに、キビキビ且つスマートに動いてね※失礼※
鼓翼は海外育ちで、両親の、主に鳳舞王の趣味というか都合で結構色んなところへ行って住んだり暮らしたりしたんだけど
龍飛王のいる世界はたしかに一般の常識とは大分違っていた※特権階級とも異なるんだけど※
社交の場では名士とかが多くて※当たり前だけど※
船旅ではもちろん普通の夫婦や家族連れの方とかがいたんだけど、肩書きがない人の方が少なくて、龍飛王が付き添いというだけで鼓翼もほぼないようなものだった
それゆえに誰からも声がかからず身軽だったので、鼓翼の方から興味のあることにはどんどん首を突っ込んだ※果敢※
この料理どうなってるんだ?、…から
この素材どこで手に入るんだ?、…的なことまで
龍飛王の取り成しで実際に少しだけ責任者から話を聞いたり、厨房に詳しい従業員から詳細を教えてもらうことができた※ご飯関係の※
なんだろうこの興味津々で食いしん坊な仔虎は…、みたいに思われたかもしれないけれど
擦れている見た目なのに熱心で熱意のある鼓翼の姿勢に絆されたのか流されたのか、異国の客だし、見た目は少年だし、ということもあってレシピも口頭ではあるけれど教えてくれたりもした
耳と頭と舌で覚えて実践しても、確実に味を再現できたわけではないけれど、どの会話も鼓翼の蓄えるべき経験と知識にはなった
業界の話も聞かせてくれたので、めちゃめちゃ参考になった※その人たちとは今でも連絡を取り合っている※
鼓翼が同伴者である龍飛王そっちのけで会場内を飛び回っていることを、龍飛王は知っていたと思う※当然※
精力的に学ぼうとしている姿を見て、世界旅行に連れてきた甲斐があると思ったかもしれない
案の定鼓翼には寛いだ記憶はあんまりなくて※船旅では遊んだけど※、研修旅行みたいな感じだった
亀兆王ほどではないけれど語学に秀でているので一人で出歩いても難儀はしないし、わからない言語は翻訳機を使いつつ、自分でも率先して身に付けるようにした
そんでたまにパーティー会場を抜け出して玉転がしに興じたりして様々な家族や宗派の人たちと交流を深めた※小さい時から各国を転々としたのでそういうのは慣れている※
滞在先の近くで開かれた市場にもたくさん出向いたし、市井の人とも交流ができた…!
ホテルに戻ってから、エロいことはいっぱいされた!!(笑)
龍飛王は海外の仕事関係の知り合いに、自分のことをなんて揶揄されたんだろう?
中天に予約をして来店するお客はみんな、龍飛王との関係が経営者と店主でシェフだということは知っていると思う
鼓翼は龍飛王と正式に付き合っていて、食事も作ってお風呂にも入ってベッドも一緒だと言ったことはないけれど※流石に※
パトロンが龍飛王であるとの見解も正しいし、下世話な表現を仮にしたとすれば、囲われ者の色子だと言われても仕方がない
でも、みんな龍飛王に一定の敬意を払っているようで※王だし※、鼓翼に対してきつい皮肉を漏らす者はいなかった
料理を食べてから話をするので、出した食事が潤滑剤みたいな役割をしているのかもしれない
あ、これは龍飛王ではなくても投資に値する腕だと、鼓翼のことを好意的に解釈してくれるのかもしれない
鼓翼は自分はまだまだだと思っているけれど、先の進歩が約束されている腕前というのはたしかにある
これからも、その先が見たいと思わされる、稀有な存在
それが、中天の鼓翼だった
…当の鼓翼はもちろん知らないけれど
で、鼓翼はなんとなく興味本位というか、今更なんだけど龍飛王に訊いてみたんだよね
「俺のことなんて紹介してた?」って
龍飛王は眉ひとつ動かさずに、鼓翼の作った夕飯の手を止めて※お行儀がいい※答えた
一年前くらいのことなのだけれど、思い出すという動作すら龍飛王には必要はなかったようで
「『本命だ』」、って龍飛王に真顔で言われて
訊いた鼓翼の側が真っ赤になった※あほ※
今まで龍飛王が連れていた彼女はカモフラージュというか場つなぎのための存在だったことは周囲も知っていたみたい
龍飛王自体がさっぱり興味がないみたいだし、おそらく相手方も「お仕事です」みたいな雰囲気だったのかもしれない※その方が賢い※
でも龍飛王は今と変わらず無感動のまま、鼓翼をそう紹介したらしい※比較的親しい者に※
鼓翼の登場で龍飛王を知っている者は少なからずざわついたそうだけれど
寛容で教養のある※意味深※人たちだったそうで、ほほーって思ったのかもだ
その後、実際に鼓翼をよく観察をするために中天にお客として来たんだろうし
でも鼓翼は龍飛王が口にした「本命」っていう言葉に、なんかすごく
嬉しいんだけど
腰から下が溶けてふにゃふにゃになるくらいに照れてしまって※全身真っ赤※
龍飛王は無表情でそんな鼓翼を飽きることなく眺めてた
おまけの、よくわからない妄想
四コマ漫画風の「鼓翼=仔虎」妄想の場合…
もふりたい属性の人たちが、社交場で仔虎の鼓翼を見るなりこぞって列を作ってもふりに来たよ…!
でも龍飛王は鼓翼の毛並みに支障が出ると言って、誰にももふらせない!
龍飛王の本命だし!
鼓翼は、え!?ってなって戸惑うんだけど、結局龍飛王にだけさわさわされてもふられる(笑)
好奇の目は、モフモフの仔虎の鼓翼をもふりたい人たちの熱視線だった…!
…という、よくわからない妄想があったりしました
てことで、もふもふの仔虎が作る中天の料理を食べにくる人たちも、もふりたい属性…! ※お店にはカウンターという壁があるのでもふれない(笑)※
お見送りの時に、肉球になら触れるかも…!?
伝承の中では中天の帝そのものが人々の希望だったので、それを今も持っているのが鼓翼という存在みたいです
同時に伝説上では無双の英雄でもあるんですけどね
でもここでは単なる希望の仔虎!(笑)
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