どうでもよいのですが、
鼓翼はいつか龍飛王の前からいなくなるかも的な考察をしようとしたら
タブレット端末の液晶画面が端っこから黒くなり始めたので
龍飛王が「そんな話は書かなくていい」と言って怒ったのかなぁと思いつつ
ただの寿命だとは思いますがタイミングが的確過ぎる…!^^;
誤字等ありますが、
作品化された作品内で修正&見直しをしますのでご容赦を…!
龍虎の25
オリジナル【四人の王】妄想より
龍飛王×鼓翼
龍飛王とラーメン屋さんデートをするお話
本当に雨降りになったなぁ…って、鼓翼は呆気に取られたまま外を見ていた
約束をしていた日の朝、晴天だったのでてっきり龍飛王の当てが外れたのだとばかり思っていたら
時間が経つにつれて、まるで主※あるじ※の外出を待ち望んでいたかのように雨がぽつりぽつりと降り出した
雨足としては今時珍しいくらいおとなしいものだ
足音が聞こえるくらいのやさしいもので※雨が降ると外の音が良く聞こえるようになるらしい※、けれど外では傘は差した方が良さそうだ
龍飛王は濡れたままでもいいかもしれないが、鼓翼は龍飛王を濡らしたくない
体に障るとか、そういう気持ちで傘を用意しようと思った
一人歩きだったり、豹變王と連れ立って歩くときはもちろん傘なんて差さない
帽子やフードを深く被ればいいし、濡れて帰ってもすぐに着替えれば済むと考えたからだ
龍飛王も同じだろう
濡れたスーツはクリーニングに出してしまいさえすれば良い
でも鼓翼は傘を差すことにした
一応貰い物だけれど、それらしいものはある※亀兆王から贈られたものかも※
折り畳み傘なのでお店に入ってからも邪魔にはならない
柄も落ち着いているし、安物ではない
相合傘するぞ、ってことになって、鼓翼はやっぱり自分の身長が気になった※!※
でも誘ったのは鼓翼の方だし、傘を差したいと願ったのも鼓翼だし※自分は濡れていいけども※
で、出かける時には中天でもでよくお世話になっている会社のタクシーを呼んで、列の邪魔にならないところで降ろしてもらった
店の従業員から整理券を手渡されて、事前に注文をする
席に着けば程なくして料理※ラーメン※が運ばれてくるのでスムーズに食べ終えられる
サイドメニューなしの、ラーメン一本で勝負するスタイルのお店だ※ラーメンの種類自体は色々ある※
ムードがあるわけでも、時間を潰せるわけでもなく、ただ客はそこへ麺を食べに来るだけに過ぎない
そこがストイックで良い
「…濡れてねえ?」
もっと寄ろうか、って鼓翼は傘を差しながら龍飛王に近づいた
龍飛王の髪は濡れていなかったが、小降りから中振りくらいの雨粒は真っ直ぐに上から下へ降り続けている
龍飛王は鼓翼がなんで傘を持ってきたのかについては大体察していた※知の王だし※
気遣いという概念は龍飛王には感情がないので理解できないけれど、鼓翼がそうしたいのなら構わないと考えたのかもしれない
無意味なことだとははっきりと断言せずに、近寄ってきた鼓翼の体にそっと片方の腕を回した
二人で出歩くデートの時は、必ず鼓翼は龍飛王の腕に引っ付いてくる
ぎゅっとくっついて歩くのだが、今日は傘があるのでそちらに気が削がれているようだ
人目があっても普段であれば鼓翼は気にしないのだが
鼓翼は一瞬びくりと反応して、回された腕と龍飛王の顔を交互に見た
付き合っている者同士※エロもしている※、なんでビクつくことがあるのだろう
鼓翼も何度か訪れているので、常連客に顔を覚えられているかもしれないと懸念したのだろうか
いずれにしても龍飛王にとってはどうでも良い、瑣末なことだ
鼓翼が傘に気を取られているというなら、こちらから手を貸してやればいい
鼓翼の持つ傘には一切触れることなく、引き寄せる
店の前から漂ってくるスープの香りよりも食欲をそそる者がいる
ちょっと仰け反るようにして立ち、傘を高い位置まで持ち上げて、こちらを配慮しているのだろう
濡れるなら濡れて構わないのに、殊勝な真似をする
自身が鼓翼をエスコートをする側であれば、その柄※え※を持つのを代わってやることも考えたのだが
龍飛王は切れたような目線を更に細めて鼓翼を見た
鼓翼はびっくりしている
目を丸くして、鮮やかで透明な翠の双眸で龍飛王を見つめている
見つめ返せば、それが雨水に浸されたように、内側から濡れてわずかに潤んで
龍飛王は鼓翼の持つ傘の骨をわずかに引いて、鼓翼の前へ覆い被さった
時が止まる
呼吸がとまり、やがてほどける
瑞々しく実った、喉から手が出るほど欲しい果実がそこにあるーーー
傘に隠れて、龍飛王とかなり濃密なちゅーをして
なんか鼓翼は、その後に食べたラーメンがいつも通りうまかったのか、いつもより数倍美味しかったのかの判別すらつかなかった(笑)
さっきの激しめの長ーいキスがフラッシュバックして
目の前がチカチカするーって、仔虎の鼓翼は思いながら、懸命に麺を啜ったよ…!!
行列の人たちや往来を通行する人たちに見られたかもしれないけど、鼓翼も龍飛王の本気のキスには抵抗できなくて
抱き寄せられて、仰け反らされて、開かされて
「続きは家だ」
って言って、龍飛王が離してくれた時には、鼓翼の足はガクガクに震えてた(笑)
店員さんに番号を呼ばれるまで、龍飛王に抱き寄せられたまま寄りかかるようにしてなんとか踏ん張ったけど※傘も落とさずに…!※
龍飛王は鼓翼の隣の席で豪快にスープまで綺麗に飲み干しながら、鼓翼の方がうまいな※鼓翼は好物※とか思っていたかもしれない
ラーメン屋の従業員は、高級スーツ姿でヘアピンもつけずに特盛りをがっつり食べるすごい食欲の隠れたイケ男の龍飛王に度肝を抜かれたと思う(笑)
でも何度か龍飛王もここに来てますよ!
おいしいもの好きな亀兆王と!
で、帰りは鼓翼から傘を受け取って龍飛王が相合傘を差してくれたので、鼓翼は龍飛王の腕に引っ付いてさー
体をぎゅぎゅっと密着させてさー
めちゃめちゃおいしかった!※龍飛王の隣で食べれたので※って言いながら、自宅までずーーーーーーっと二人で歩いた(笑)
食べたものを消化するための運動というよりも、一緒にいたかったのかもね
龍飛王も鼓翼も「車呼ぶ?」とは互いに訊かずに、自宅のマンションまで雨の中を歩いて帰った
髪以外は少し濡れたので※歩いていたから靴も濡れた※、二人でお風呂に入って、ひたすらイチャコラした
お店の前で約束※?※したし…!
本気のチューもベッドやソファの上で何度もした…!
奥にも何度も濃厚な本番ミルクを出された…!
うん、うん、…って泣きじゃくるように鼓翼はそれを全部受け止めてさ…
雨に烟る中の龍飛王の声も姿形もかっこよかったし色っぽかったけど
汗を浮かべてこうして鼓翼を攻めまくってる時の龍飛王も※すごいけど※めちゃくちゃ鼓翼の好みのど真ん中でどストライクで
駄目だって思うんだけど、自分でも腰を動かしながら際限なくイキまくった
俺って情けないなぁ…って鼓翼は思うんだけど、龍飛王が気持ち良いならいいか、って考えた
こいつらあほだな…※幸せ者だな※、と豹變王が思ったのは言うまでもない(笑)
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