龍虎の22
書いた後で、二人っていつも何語で話してるんだ?…という疑問が
もしかしたら会話は全て海外の言葉かもしれないです(笑)
(日記ブログの一部記事について
ちょこちょこと修正等しておりますので
なにとぞご了承いただけますと嬉しいです…!)
オリジナル【四人の王】妄想より
龍飛王×鼓翼
龍飛王と鼓翼の昔と今のお話
鼓翼はなんか、夢を見た
鼓翼は流石に鳳舞王と虎嘯王の息子ですねっていうくらい生まれた時からすごくて、生まれ落ちてかなり早い時期から首も座って記憶もあった
体が頑丈な上に※虎嘯王譲り※、意識もはっきりしていた※鳳舞王譲り※
生まれながらの神童ではあったんだけど※家族全員自覚なし(笑)※、両親が凄すぎる上に引っ越しも多かったので、あそこのうちの子はすごい、みたいな世間の噂になることもなかった
おしめも早々に卒業して、パンツ一丁の姿で※健康※偉人伝とか図鑑とか伝記とか、難しい本を飽きることなくせっせと読んでは世界を広めていた※外国語だったので文字を覚えるのも早かった※
学術系や美術系や技術系も分け隔てなく読み漁って、鼓翼へのお土産と思って虎嘯王が買ってきた児童書ももちろんそれはそれとして見て楽しんだ※四コマ漫画参照※
鼓翼は賢いから知恵を蓄えて両親にドヤァって感じで※ちっこいけど※パンツ一丁の姿で披露するんだけど、悉く鳳舞王には負けたので※当たり前※、自分って大したことがないんだな※井の中の蛙だな※って思って育った(笑)
もともと虎嘯王に似て真っ直ぐな気性だったのでひねくれることはなかったけれど※思春期とともに少し擦れたけど※
鼓翼は秀才だったからなのか、なぜだか生まれる前の記憶が少しあってさ
両親である鳳舞王たちが、色んな旅行先でエロエロして自分ができたってことをなんでか知っていた※【裏本・孕ませ】を読んだのかな?※
だから生まれてすぐに親を認識したし、自分が生きて、この世界に生まれたことを実感した
何のために?
…ということは誰にとっても大いなる謎だ
鼓翼にもそれはわからない
ただ、分厚くて重たい本のページを一枚一枚めくって読みながら、答がこの膨大な知識の海の中にあるような気がしていた
…その頃、龍飛王は何をしていたかというと
鼓翼と出逢う前と変わらず、亀兆王とたまにご飯を一緒に食べてた
特に無気力でもなく、特段精力的でもなく
時の流れと周囲の流れと情勢を、切れのある冷たく昏い眼で見て流してた
王にとって時間の推移も時勢も、その時々の変化でしかない
例えるならば、時計の針の大小が円盤の上で延々と周回運動を繰り返す様を見ているだけに過ぎない
龍飛王は普通に育って※天才※好きなようにあらゆる分野の勉学を修めてその頂点に立った※知識の上で※
早々に人よりも上の意識に立ったので、今の仕事とほとんど変わらないけれど、毎日同じことを繰り返すだけの退屈な日々を過ごしてた※自分より劣るものたちを常に相手にするので※
性欲は生来強かったので、学生時代に短い期間に限定して女性と付き合うこともあれば、正規の方法でその手の金を払うこともあった
相反する、元は一つである鳳舞王とは当然のように会うこともなく※会ったら世界が壊れるので※
なので、龍飛王は鼓翼が生まれたことは知らなかったと思う
鳳舞王関連は、概念として持つ必要がないと考えていたのでは
実際には無関心であったというのが最大の理由だろう※故意にせよ無意識にせよ※
龍飛王と鼓翼は接点がないまま
鼓翼は両親から独立をして豹變王の元に身を寄せた
そして
色んな料理店の情報をすぐに集める亀兆王の気まぐれ※グルメ※に付き合って、龍飛王はあの店で初めて鼓翼の接客を受けた
偶然か必然かの判断を下すなら、必然であった、…と今の龍飛王なら間違いなく答えるだろう
鳳舞王が虎嘯王と出逢っていれば、いずれこうなる※鼓翼が生まれる※だろうことは予測できていたとは思うけど、意外な形で二人は対面を果たした※龍飛王は預言者ではないので※
初対面の鼓翼はなんか、龍飛王の目を惹く存在だったんだろうね
半端に頭がいいから生意気そうでおいしそうだし※龍飛王は無感動※、説明もわかりやすく簡潔で、手際よくさっさと調理するご飯もおいしいし(笑)
中天の帝であった頃の諸々は、鼓翼には記憶としては残っていないと思う
認識としてない※無※というか
でも羽楫は自身の前身をおぼろげながらも知っている
鳳舞王ゆかりの者だったのも、リーマンだった頃の鳳舞王に直に会ったから言えることなのでは※本編では父とともに幼い頃に鳳舞王とは一度会ったことがあるくらい※
鳳舞王は別段、王たち以外には興味がないし、なんなら虎嘯王以外がどうなろうと関心がない※創世の王ゆえに※
鼓翼には本編でどうやら動けるように体を与えた※持てるようにした※ようなので関わりがないわけではなかったが
鼓翼は何にも知らないけれど(笑)
鼓翼は羽楫のことはなんとなく知っていた
あ、なんか既視感があるな?、って思ったのかも
羽楫も鼓翼のことを覚えていたし
残念ながら鼓翼は、龍飛王に会っても何にも思わなかった
龍飛王も鼓翼に対しては何も考えなかった
中天でのこと※蜜月※は一瞬でも永遠でもなかったから
鳳舞王と虎嘯王の蜜月は、エンドレスっぽかったけどね!
龍飛王はもしかしたら、鼓翼の存在を敢えて知ろうとしなかったのかもしれない
再会して、生まれながらの王でもない鼓翼※鼓翼自身は人に望まれて生まれた帝なので※とまた良い感じになれるのか、知りたいとは思わなかったし、意図的に考えなかったのかも
なのに、なんだかんだと相手の方から手の内に入ってきたし(笑)
…二人の出逢いについての詳細は、【裏本・創始の闇】を買って読んでおくんなまし!!! がっつりと書かれているので!!!
龍飛王は感情がないので、最初から鼓翼を欲しがっていたわけじゃないんだよね
鼓翼は人として生きていたし、初対面の時から龍飛王をものすごく高く評価しているわけではなかった※事実※
なので、鼓翼が投資するに値すると判断した知の王としての龍飛王は、与えるものは鼓翼に与えた※【裏本・創始の闇】の初期の頃のデートで※
そしたら野心というか、向上心のある鼓翼はそこに龍飛王の価値を見出した
獲物が餌にかかったのか、鼓翼本人が餌だったのかはわからないけれど
…龍飛王は、鼓翼自身がたしかに餌だったんだろうなと思っていそう
中天でもそうだったし
創始の王の一人である龍飛王を自分に食いつかせたのだから
てことで、鼓翼はうっすらと目を覚ました
龍飛王の膝枕ですっかり寝こけてしまって※仔虎だけど※、どれくらい時間が過ぎたのかなと思って
そしたら龍飛王に頬を撫でられている最中でさ
ええ!?、って反射的にびっくりする
なんで愛撫されてんだ??、って※何かのサービス?※
ちょっと三白眼っぽい翠色の両目を思わずパチクリさせて、鼓翼は驚いた
龍飛王は気づいているんだろうけど、指の動きをとめないでね
鼓翼の耳や米神を撫でていた
「なんかあったのか?」って訊いてみたかったけど、鼓翼は気持ちよく寝てただけだし…
龍飛王の邪魔をしたのかなぁって考えてしまう
使っていたはずのタブレット状の端末はもう動いていなかった
「おまえと会った時のことを思い出した」
端的ではあったけど、言わんとしていることはなんとなく、寝起きだったけれど鼓翼には通じた
覚醒直後の思考に、静かに染み入るような声音だった
「…生意気そうな奴だったろ…」
初めて会った頃、客としての龍飛王のことを半ば軽んじていたことを反省しつつ、鼓翼は申し訳なさに、龍飛王の膝に頭を預けたまま眉尻を下げた
龍飛王は自分より知識が劣る者を責めたりはしない
龍飛王よりも理解力が下なのは当然のことだから※すごい※
「おまえはいつでも私を本気にさせる」
って、龍飛王は言った
冷たくもなく、突き放しもせず、ただありのままの本心を口にしたのだろう
鼓翼には龍飛王の言葉の深意がよくわからなかったけど、「好っきやねん」って遠回しに言われているように感じて、なんだか胸がそわそわする
なんだこれ、口説かれてるのかなぁ??、ってちょこっと赤面しながら間抜けにも思う
今更だよなぁ※口説くのが※って思いながら、上質のスラックスに鼻先をスリスリとこすりつけた
龍飛王はいつもコロンをつけているのでちょっと雨が香るような印象だったけれど、全然いやじゃない
汗の匂いすら溶け合ったことがある今では、どちらのものかわからないような感覚だ
本気で欲しているのはおまえだけだ、って
そうかき口説いて、龍飛王は夕食前においしい鼓翼をいただいた
…って、最後がギャグに!!!(笑)
龍飛王は今はすっごく満足しているんだろうなと思います
手に入れた鼓翼は絶対に逃がさないし離さないもんね…!
中天での蜜月の続きが永遠にここに在りますように
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