裏的な内容※大人向け※になりましたら
公開場所を限定させていただくかもしれません
どうぞよろしくお願いいたします
オリジナル【四人の王】妄想より
龍飛王×鼓翼
夏のハッテン
すげー眉間の皺なんだけど…
鼓翼は帰宅した龍飛王の顔を見るなり、ギョッとした※内心で※
本来というか普段であれば、無表情※鼓翼には機嫌の機微がわかるが※であるはずの龍飛王があからさまに不機嫌である様は珍しいというか、稀有だった
何か好ましくないことでもあったのかなぁ…
でも口には出さず、「おかえり」と、いつも通り出迎える
今日はキャンセルがあったから、と言ってから※知っているだろうとは思うけど※、具材として用いるはずだった食材を台所の龍飛王の目の前で調理する
出来立てを食べてほしかったので、羽楫が運んできたクーラーボックスに入れたままの状態で保管しておいたのだ
龍飛王にはわざわざ一から説明をしなくても、それがなんであるか名前から何から生態系まですべて知っているだろうから、鼓翼は敢えて調理だけに専念した
龍飛王の眉間の険しさは相変わらずだったけれど、料理が仕上がるにつれて意識がそちらへ逸れたらしい
「うまいぜ」※鼓翼たちは昼間食べたから※、と言って、テーブルの上に出す
なんかあったのか訊いた方がいいのか
亀兆王に確認をとってからの方がいいのか
鼓翼は龍飛王の様子が気になったんだけど、普段通り綺麗な食事の仕方をする姿に見惚れて、そのことはちょっとの間忘れてしまった
でも、やっぱり龍飛王のことが気になったので、食後のお茶を出した時に訊いてしまった
なんかあったのか?、って
「…………」
「言いたくないなら、無理に言わなくていいけど」
鼓翼としては気を遣ったつもりなんだけど、龍飛王の眉間が険しさを増していって
やがて、その口から珍しく盛大なため息が吐き出された
「こっちへ来い」
相変わらず横柄な態度と口ぶりなんだけど、龍飛王は鼓翼の手を取って、居間にある長くて大きなソファの上にゆっくりと腰かけた
膝の上に来いと腕を伸ばされて、わけもわからずに鼓翼はそれに従った
足を跨ぐようにして龍飛王の膝の上に腰掛ける
その鼓翼の上体に当然のように腕を回し、抱きしめて、龍飛王は自分自身に確認するように呟いた
「…おまえを抱いていたい」、と言われて
なんか、よくわからないけど鼓翼は盛大に赤面した
セッ伏字がしたい、と直接耳に吹き込まれたわけではないけど、なんだかものすごく強烈な情欲が混ざった告白を聞いたような気がしたからだ
欲情しているのは自分なのか龍飛王なのかの区別はつかなかったけど※おそらくどちらも※
よくわからないけれど、龍飛王が苦悶しているのならばそれを流して鎮めたいと願った
しっかりと相手の背に手を回して抱きしめる
龍飛王は無言だったけれど、鼓翼の肌に鼻先を近づけるようにして唇を埋めた
切れのある長い目元は細く尖って見開かれたままだ
鼓翼は、うーん、と困ってしまった
わけもなくドキドキしているのは自分だけのようで
でも、むず痒さはなくならない
胸の内なのか、体の奥なのか、その両方なのかはわからなかったけれど
「…セッ伏字……、しねえ………?」
鼓翼は龍飛王の相貌を正面から見つめながら、そう告げた
★PR【四人の王シリーズ】バック・ナンバー
[現代版妄想]【裏本・創世】四人の王〜王たちの蜜月〜
[現代版妄想]【裏本・孕ませ】四人の王〜王たちの蜜月〜
[現代版妄想](ファイナル)【裏本・創始の闇】四人の王〜王たちの蜜月〜
【本編】四人の王・秘史〜鳳舞王・王たちの蜜月〜
DLsiteがるまにさんで、サークル・はりこのとら紙老虎の作品を
買ってくださる方にはありがとうございます!
【PR】
★サークル・はりこのとら紙老虎のオリジナルR18コミックはDLsiteがるまにで【独占】販売中
2024年08月26日
→DLsite直リンク★PC/スマートフォン/タブレット端末/ブラウザ視聴/各種言語の紹介に対応