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2023年12月27日

【四人の王】【妄想】【家族】その47

【四人の王】妄想です。
虎嘯王はやっぱり主役を張れるくらいの影響力を持っているのかなぁと思いつつ。
太陸本義で一番人気の王だという肩書きは伊達じゃないのかもです。

大晦日に最終話を更新できそうで、ただ今整えてます。裏本用のカラー絵も描かないと…!
めっちゃ慌ててます…!


現代版妄想・47


虎嘯王の表は微動だにしなかった。

鳳舞王がこれほど明らかな嫌悪感※正確には龍飛王の名前そのものに向けたもの※を向けられたことはなかったけれど、それは自身に対するものではないと理解していたからだ。

特段、虎嘯王は鼓翼と暮らしている龍飛王と仲良くしてくれとも、仲直りしてくれとも言っていない。
ただ、鼓翼に会ってほしい、鼓翼の店を見に行ってほしいと望んでいるだけだ。
だから鳳舞王にいやなことを要求しているつもりはなかった。

龍飛王の存在そのものを毛嫌いしている、もしくは否定しているような鳳舞王の気持ちは虎嘯王にはわからない。
なんとなく、といって、中途半端に理解しようとする振りもしない。※潔い※

個性の合う合わないはある。
無理矢理それを理論的にねじ伏せて大人ぶった対応ができるのであれば、虎嘯王に言われるまでもなく、鳳舞王ならすでに実行していると考えたからだ。
しかし、それをできないでいる、あるいは、できないと決めているのであれば、虎嘯王は鳳舞王の意思に従う。なによりも大事な相手だから。

鳳舞王の身内については、鼓翼を妊娠中に海外へ渡航してから聞かされた。
鼓翼を身籠ることで正式に結婚※!※したんだし、話しておかねばならないと鳳舞王が思ったからだ。

もしかすると今後、避けていたものと鉢合わせになるかもしれない。
その時の自らの動揺というか憎しみを、虎嘯王はストレートに受け止められないだろうと思ったからだ。
理由や根拠は言わなかった。※創始の話だし説明しようがない※

ただ、奴には近づくなと。
虎嘯王を護る意味で、鳳舞王はそう告げた。

龍飛王は害をばら撒く王ではないけれど、奴に関わるとろくなことがない※実際に本編では虎嘯王は死にかけた※、と鳳舞王は断言した。
能ある存在でなければ、あいつは扱えないと。

虎嘯王はおそらく、王の中で最も下心や野心がなかったのかもしれない。単純で一本だけの、※西の地を守るという※志を持っていただけで。

大志を持っているだけ、というのは、一見無邪気とも言えるし、おさないとも言えるし、純粋だとも言える。※大志であるかどうかの判断も人それぞれだし※
それを※能力を持ちながら※無能だと断じるのが、知の王である龍飛王だった。

志もあり、実行力もあるけど、知性がそこに付随していないから、という理由なのかな。
なので、龍飛王は虎嘯王を侮っているというか、評価はしてなかったよね。西の王としての実力以外では。実力以上の評価をしなかったというか…

鳳舞王は虎嘯王の一途さや純朴さを愛でているが、奴は違うと。
だから決して関わるなと鳳舞王は言った。

虎嘯王は大概自分も舐められているな、とは思ったけど、頭が良すぎる存在から見れば、その程度なんだろうとも冷淡に解釈していた。
鳳舞王の発言に対して、いいや、それは違うと反論しようとも思わない。特に熱く議論しようとも思わない。
そこが虎嘯王のおかしなところなんだけど。※天然?※

論議する以前に、鳳舞王には思うところ…明らかにして唯一の根拠があるんだろうと解釈した。

…やっぱりあほなのかも(笑)


でも、虎嘯王は言ったよね。

「家族だ」

鼓翼は鳳舞王と自分の仔で、家族なんだぞ、って。

それを、その子が独り立ちした店を見に行って、会いに行って、祝ってやらないのかって。

息子の招きを拒否するのかって。


虎嘯王は最初の一言だけしか口にしなかったけど、そこには物言わぬ言があったよね。
鳳舞王は虎嘯王を体を通して、心も性格も精神も肉体も何もかも全部を愛して※ラブい※いたからこそ、わかったよね。
虎嘯王の真っ直ぐさというか、一本気なところ※実際はそうでもない。気まぐれにゃんこだし※を好もしいと思っているからこそ、鳳舞王にはその真意が伝わった。

鳳舞王は、隣でじっと見つめてくる虎嘯王の無垢な金色の双眸を振り返った。
やっとこっちを見てくれた、って、虎嘯王は思った。
深刻に昏く沈んで、龍飛王への憎しみだけの感情を浮かべた鳳舞王が、虎嘯王と目線を合わせて、少し目を細めたことを
知覚する。

心の底から大切なものを見るような視線に、虎嘯王は表情を変えなかったけど※虎親だから※、どきりとした。

鳳舞王は本当に虎嘯王のことが好き過ぎる王で、今も本当ならかわいいことを言う相手を押し倒してにゃんにゃんしたかったけど※おい!※、その目つきは「おまえだけしか要らない」って言っている風だった。
それはそのまんま事実だけど(笑)

そのたったひとつ、渇望した存在である虎嘯王が、『家族だ』と言った鼓翼。



鳳舞王は虎嘯王の頬に優しく指先で触れて、その唇にそっとキスをした。




で、その場で※ソファの上で※ご飯を待たずに虎嘯王を押し倒して下を脱がせて致したと!(笑)


虎嘯王 「(なんで!???)」

鳳舞王に下だけ脱がされて靴下だけ残したまま挿入されながら、心の中でツッコむ虎嘯王…!
そりゃあもう、虎嘯王がかわいいことを言うからですわ!!!

鳳舞王に孕まされちゃった仔なんですよ、鼓翼は!、って(笑)
そうだね、たしかに真実だね!
ああ、もう、かわいいか!!※なぜ※

でも、鳳舞王のテクでエロエロになって結局は虎嘯王からも欲しがっちゃって色んな角度から種付けされた、四六時中熱愛夫婦でした(笑)


あほっプルは、いつでも平和で、永遠にえっちです…!


つづくぅ!!


…龍飛王が虎嘯王を侮っている理由をさらに深く掘り下げると、大志があっても知がなければ意味がないと考えているからだと思う。

志と力だけじゃ乱世は生き延びれても治世には程遠い。※要するに無能※
龍飛王が虎嘯王を気に入らないというか軽んじているのは、そうした道理があったからだったりしたのでは。

ただ、虎嘯王の足りない部分は協力者がいれば補えることで、実際に虎嘯王は人徳というか王徳があって人気があったから賄えそうなんだけどね。
知の王である龍飛王は、虎嘯王そのものは…そのもの自体は認めていなかったのかもしれない。人気に嫉妬していたわけでもなくて、全ては龍飛王自身の見識と見解なんだろうと思う。

虎嘯王はそういうことは気にしない。※あほの子?※
鳳舞王はそんな虎嘯王が好き。※恋しちゃってる創世の王※

…鳳虎は、頭のいい※良すぎる※龍飛王とは相容れないカップルなんだろうな、という感じです。

見識からして合わないんだから、しょがないー(笑)


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posted by 水堂とらく@はりこのとら紙老虎 at 12:57 | 日々の徒然2023
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【四人の王】【妄想】【真実】その46

【四人の王】妄想です。
事実を知らされる、鼓翼…!

現代版妄想をラストまで書き終えましたので(大筋だけですが)2023年以内に無事に完結できそうです…!
2024年1月末頃に、龍飛王×鼓翼編を作品化して販売開始予定です。
2023年12月29日(マイバースデー)に裏本ファイナルの予告をDLsiteさんに掲載していただきます。
お楽しみに…!…というか、龍飛王×鼓翼のカラー絵を描かなきゃ!
ということで、お正月休みはございません…! 確定申告も控えているし…
最後までがんばります…!


現代版妄想・46


叔父って、あの??
血縁関係のある、おじってこと??


普段は冷静なはずの鼓翼がかなりの衝撃を受けたことを画面の乱れから察した虎嘯王は、敢えて淡々と事実だけを伝えた。


龍飛王は鳳舞王の双子の兄弟ではあるが、血の繋がりはないと。
血縁のない赤の他人だが、形式上は兄弟で、二人は互いに反目し合っていると。

血の繋がりはないという説明に鼓翼はほっと胸を撫で下ろしつつ、虎嘯王がおそらく慎重に言葉を選んでいることをその口振りから察した。

どう言い表せばいいんだろうと思案した末の表現だったのかもしれない。
双子…兄弟ではあるが、遺伝子上、重なる部分はない、と。※それもすごい※

もともと同じものだったし※本編の【四人の王】では※、世界ができる前の一番最初の※創始の※存在なので、喩えられるものも比較するものもない。

なので厳密に、正確に言えば、龍飛王と鼓翼は、叔父と甥の関係ではない、と。

それよりも、龍飛王と鳳舞王がお互いをきらい合っているという事実の方が問題だったらしい。


鼓翼は、龍飛王は予め真実を…鼓翼が鳳舞王の子であることを知っていたんじゃないかと思った。何でも知ってる知の王だし。
でも、甥だから気にかけたわけではないとも理解していた。※龍飛王はそんな生易しいタイプではない※

そもそもほんとうに龍飛王は本能と知性のみで存在しているようなものだったから、本人に問うたところで、だから※叔父と甥だから※どうした、と言いそうな気がする。

龍飛王にとって自身との関係性※血の繋がりのない親戚※は瑣末なことというよりも、鼓翼に執心した理由はそんなものにはない※そんなところにはない※、と断言したと思う。

心底から欲したから手を伸ばしただけで、気が傾いた根拠は、鼓翼自らの質にあると龍飛王は答えたと思う。

実際に手腕と頭の中身とその心の向きを見て、龍飛王は鼓翼に価値を見出したんだし。
好きじゃない鳳舞王※と虎嘯王※の影が少しでも鼓翼の中にあったのだとしたら、初めから、うわ、って思ったと思うし。

だから、鼓翼は最初はびっくりしたけど、虎嘯王の言い方にすごく納得することができた。

問題はそこ※肉親関係※じゃない。
あの兄弟の仲が、最悪にわるいことだと(笑)


「……わかった」

鼓翼は、虎嘯王の説明を正しく理解した上で、中天の王として覚悟を決めた。





虎嘯王は鼓翼との通話を終えて、リビングに戻ったよね。
そこには鳳舞王がいて、食前のお茶を飲んでた。
ご飯はもうできているから食べるだけなんだけど。

虎嘯王は鳳舞王が座っているソファの横にピタリとくっついて腰掛けた。

鳳舞王は虎嘯王のこの様子は、鼓翼との電話でなにか相談事をされたからだろうとすぐに察した。

長年付き合いのある夫婦だし。
鼓翼を産んでどれだけエロかっこよくなっても、虎嘯王はいつまで経っても鳳舞王にとってはかわいいにゃんこだし(笑)

今の鼓翼のそばには、龍飛王がいる。

つまりは、そういうことだろう。

会う気はないって、鳳舞王は虎嘯王からの発言を待たずに、言葉でも意思でも態度でもきっぱりと拒絶した。
虎嘯王も鳳舞王が聡いことを知っていたので、正面を向いたまま何も言わない。

でも、鼓翼の店に招待された、と告げた。
正式な開店の前に、自ら料理を振る舞いたいと。

虎嘯王の望みは、鼓翼の立っての頼みを、気持ちを、汲んでやること。
だから。

「俺と会いに行ってくれ」

鼓翼に。

鳳舞王としては珍しく、苦々しい面持ちで眼をしかめた。


虎嘯王の前で気分を害することはほぼない※皆無※だけに、虎嘯王もマジ・モードで鳳舞王に接さざるを得ないというか。

どうなっちゃうんだ…!
因縁しかない(笑)兄弟の対面は実現するのか!?

…と、一人でドキドキしながら、つづく…!


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