ついに決意する、鼓翼…!
なにを決めちゃったの??、という龍飛王×鼓翼のお話…!
現代版妄想・39
鼓翼は一念発起して、自分でゴムを買うことを決意した。
龍飛王を仕事に送り出して、うちのことをしてから、満を持してスマホに向かう。
勉強は今日は後回し。こっちの方が緊急を要するし、優先度が高いと決めた…!
通販で選ぶんだけど…これって汎用でいいんだよな?、って、あほな疑問がふと浮かんだ。
自分で使ったことがないから買った経験もない(笑)
家にはあったが、鳳舞王と虎嘯王用だったし、実際に触ったこともない。※二人が使用しているのは何回も見た※
秀才なんですよね!?
…中天の帝は、やっぱり初※うぶ※だった(笑)
龍飛王のサイズを思い出そうとして、真っ赤※赤面してる自覚はある※になって、えーと…、ってえっちの時を回想をする。
昼間から龍飛王の裸を思い出しただけで、鼓翼はもう、なんでかわからないけど、しょじょ並みに狼狽えた。
好きな相手じゃなければ※鳳舞王や虎嘯王なら※全然恥ずかしいと思わないのに、龍飛王に恋しちゃった鼓翼はその裸体を脳裏で思い浮かべただけで、なんかもう頭の中でひよこが何匹も輪になって踊り回っているような気になった。※鼓翼は混乱している!※
そんなんでどーする!、って自らを叱咤激励して、鼓翼は手を広げて親指と中指を可能な限り伸ばして龍飛王のオスのナニの大きさを具体的に思い浮かべた。※握ったことはあんまりない※
××センチ?!
かな?
わかんねー!!(笑)
虎嘯王がそんなわが子の姿を見たら、めでたいから赤飯を炊かなきゃな、と思ったかもしれない。
鼓翼は冷静になれない自分が情けなくて、龍飛王に直接会って「買って来い」って言いたくなった。
でも、あの龍飛王が「わかった」とか言って自分に合ったサイズのゴムを買ってくるわけがない(笑)※龍飛王は生専門※
鼓翼は悩んだ。
適当に買って、捨てることになったら勿体無いし…。
あ、ゴムなしでも外に出して貰えば簡単なのか!?
…鼓翼は思案した。
外に出しても生なら妊娠はすると思う…危険度は間違いなく高いから。
「結婚する気ある?」
最終的に鼓翼は相手にそう尋ねるしかなかった。
短絡的すぎるんだけど、結果としてこうせざるを得なかった。
龍飛王に夕食を作ってから、長年付き合った内縁の妻みたいなことを言う羽目になったんだよね。とほほだよ(笑)
龍飛王は鼓翼の作った食事を前にして機嫌がいい。※無表情※
食事中の話もきちんと咀嚼を終えてからする。※鼓翼から見るとすごくお行儀が良い※
「してほしいのなら」
言い方なぁ…って、鼓翼はぶすっと顔をしかめた。
どっかのテレビ局のスタジオのキッチンよりも立派で大きくてオープンな場所で、以前働いていたお店で龍飛王に食事を作って振る舞っていた時のように、鼓翼は台所から龍飛王のご飯風景を眺めてた。
鼓翼自身の夕食は既に済ませてある。
龍飛王の口調は独特というか、本当に上から※知力ではたしかにみんな龍飛王以下だけど※モノを言うので、よほど人ができていないと大抵機嫌を損ねると思う。
「俺は、してほしいね」
で、思わず喧嘩腰みたいになる。
鼓翼は、相手がそう来るなら、こっちは強気で行くって決めた。
それも龍飛王の策のうちかもしれないのにね。
「わかった」
ええー。
鼓翼は思わずその場でズッコケたかったけれど※調理しながら食べさせてた※、本当にそれで良いのか?、って龍飛王に訊いてしまった。
だって、龍飛王からは一言も、婚約もお付き合いも、そもそも正式なアプローチはなかったと思ったから。※?※
龍飛王は「好きではない」※感情がないからそういう概念がない※とははっきりと以前に言ったけど、鼓翼に対しては「おまえだけだ」と断言してるんだよね。
行動でも示しているし。
ぶっちゃけ、居間と台所がめちゃ広いマンションも、鼓翼のためを考えて用意した節がある。
元々出張シェフを招いて料理をさせていたのかもしれないけど、それにしても同じマンションのフロアを店舗として買ったり、その中に食材を注文できるショップがあったりと、鼓翼にとって都合が良すぎる環境が整えられていた印象が強い。
全部周到に用意をしてから鼓翼を招いて嵌めた気がするから、最初から「鼓翼だけ」と決めていた感じがする。※そうだとしたら素早すぎる(笑)※
仮にもし、鼓翼が龍飛王になびかなかったら※その可能性はないと踏んだから龍飛王は行動したんだと思うけど※どうするんだろうとは思うけど。
ゆえに知略の王は、しっかりと気に入った鼓翼を確実にモノにしたんだろうなと思う。計略的に。
鼓翼も龍飛王に惹かれていたから良いんだけど…説明が難しい…仕事が終わった後で再三デート※鼓翼は自覚なし※していたみたいだし、そこで何か通じるものがあったのかも。
とはいえ、二人のおかしな絆というか、相性だとしか言いようがない部分も大いにある。※王同士の※
「……なんで、そんな大事なことを俺から言わせるんだよ」
鼓翼は拗ねた(笑)
そういうところがまだまだこども。※永遠に少年※
「おまえにとって必要な言葉だったからだろう」
全部知った風な口振りで龍飛王は言うんだよね。
好きな相手じゃなきゃ、多分終始苛々すると思う。
現に鼓翼はまた頬を膨らませかけた。
でも、龍飛王がその気なら良いか、と思い直す。
「じゃ、一生面倒みるからな」
面倒を看るのが鼓翼の側だという発想が面白い。
実際は、龍飛王の庇護のもとにいるのかもしれないのに。
食事関係で不満は出させないぜ、と鼓翼は宣言した。
本当に本気で、それだけは誰にも負けない自信があったから。
「宜しく頼む」
龍飛王はなんだか機嫌良さげに、置いていた箸を再び持ち上げた。※お行儀よし※
ゴムの話はいいのか※良いらしい※、中天の帝!(笑)
結婚するなら、良いらしいです!!
二人の仲がまた一歩前進した様子??
つづく…!
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