ついにログが60に…!
いよいよラストまであとログ10個になりました。
更新にお付き合いくださる方に感謝です。裏本の作品化もがんばります。
進捗が報告できそうな時にはお伝えします…!
リーマン鳳虎・60
今夜は普通に寝よう、と鳳舞王から言われて、虎嘯王は頓狂な顔つきになった。
普通ってなんだろう??、と、もはやセッ伏字のし過ぎで頭の中が常人の意識から大分かけ離れてた(笑)
豹變王は虎嘯王のこの有様を見たら、鳳舞王に調教されるんじゃねえ!、と怒りそうだなぁ…
えっちなことをせずに寝よう、と鳳舞王は言ったんだよね。
前回の意気込みはどこへ行ったんだ!?、というよりも、旅行が始まってから虎嘯王を少しも休ませていないなってことに気がついた。
移動中の車内で二人で眠ったりしていたんだけどそれだけじゃ足りないし、身体の方を少しでも確実に休ませてあげたい。
最終日までやりまくってスケベをやり通してもいいけど、今後の体調とかに関わってくるかもしれないし※スポーツも休息は大事※、やらずに一日過ごすのもありだと考えた。
むしろその方が、翌日に倍励めるかもしれないし。
プラスの前向きな意味で、そう提案した。
虎嘯王は、残念な気持ちがすぐに顔に出てしまった。
どんだけやられたいんだ(笑)
でも、鳳舞王の意見が正しいと思ったので、心を入れ替えて、わかったと承諾した。
えっちができなくても二人でやれることはたくさんあるし、鳳舞王には考えがあってそう意思表示をしたんだろうと思った。
鳳舞王のことを信頼しているからこそ、受け入れた。
鳳舞王のことが相変わらず好き過ぎる虎嘯王(笑)
信じてるというか、頼もしいんだろうな、色んな意味で。
見た目以上にタフだし…!
なので、今日は一日自由に過ごすことになった…!
走れる場所を探したので、虎嘯王はちょっと外で趣味のジョギングに精を出すことができた。スマホで位置情報を確認できるから※電波が通ってた※迷子にならずに帰ってこれたし。帰巣本能が鳳舞王より弱そうなんだけど、何とかなった(笑)
鳳舞王は、室内の別の場所に簡単な筋トレのアイテムがあったので少し体を動かしたようだ。
リビングに戻ってきた虎嘯王は暖炉前の床※昨日二人がエロした場所※で、ストレッチのメニューを一からこなしながら、鳳舞王が台所で何かやっているのを眺めてた。
ちょっと覗いたら、簡単な料理※おつまみ※を作っているらしいことを知って、すごいなって思う。
鳳舞王が暮らしているホテルでは、一度も見かけなかった光景だ。
腰に短い黒のエプロンを巻いて※引き出しに入ってた※、シャツの袖を捲ってキッチンに立つ鳳舞王は、なんかやたらとカッコよかった。
なんだろう、長身だし、体型がずば抜けて整っているのかな。
目立った色男ではないはずなのに※目鼻立ちは普通※、居住まいが格段に優れているというか。
姿勢も良いし、手足も長い。着こなしがうまい。全てのバランス力の所為なのかなぁと思った。
なんかリビングを見てどきどきしている※にゃんこ※だけなのもわるいような気がして、何か手伝うか?、と声をかける虎嘯王。
自分より上手いんだろうなというくらい、手際よく※鳳舞王は無駄をしない※仕上げていく様を見守る。
コンロとかレンジとかどんどん活用して、一緒に洗い物も済ませるんだよね。隙がない。
鳳舞王の邪魔をしてもなんだし、おとなしくしていた方がいいのかなとも考えた。
実際、鳳舞王が自身の世話をしてくれた時も※やられ過ぎて腰が立たなかった時※、てきぱきと必要なことを親切にしてくれていたように思う。
それを見て、自分の出る幕はないなぁと虎嘯王は思ったものだ。
でも、鳳舞王がそうするのは誰に対しても同じというわけじゃないからね。
虎嘯王相手だからこそだし。
エロを…交尾をさせてほしいから尽くすという率直な下心もあったし、虎嘯王が自分の最大のお気に入りだからという、当たり前な理由もある。
寧ろ、理由なく動くことがないんじゃないかな?
鳳舞王は、明日頼む、とだけ返してきた。
何を頼むんだろう?、と虎嘯王は内心で首を傾げる。
そりゃあもう、台所で致そうって意味しかないでしょう!、というのは秘密で。
そして鳳舞王が作ったおつまみみたいな小料理数点をお供に、朝に保温容器に入ってポストに届けられた出来立てのホテルのパンをいただく。
コーヒーは虎嘯王が淹れて、相手ほどうまくはできなかったけれど、鳳舞王は気にせず飲んでくれた。
あー、俺はだめなんだなぁって、虎嘯王は思っていそう。※人並みなのに※
鳳舞王、でき過ぎるのも大概にしないと、虎嘯王の男としてのプライドが平らから平坦になってしまう!!(笑)
創世のバランス力の神には誰も勝てないんやな…
でも鳳舞王はコーヒーを豆から落として淹れてくれた虎嘯王に、横からその目元にチュッとして、ありがとうと感謝してくれた。
本当はもっとエロいことをしたいんだけど、虎嘯王を今日は丸一日※翌朝まで※休ませることに決めたから。
鳳舞王はその間に、自己管理とともに準備をしとこうと考えていると思う。
えっちが解禁になった翌日のために。※!!※
虎嘯王は照れ臭そうに笑って、鳳舞王を見るんだよね。
鳳舞王が実際に何を考えているのかわからないから、そんなに無邪気に喜べるんですよ…!
キッチンでも致そうと考えている婚約者ですよ。このコテージのあらゆる場所で種付けたいと思ってる王ですよ!(笑)
虎嘯王に教えたら、え、ってなって頬を染めそう。
そこは、ちょっとくらいは引かないと!!
同じ男として、相手の助平な心根はわからないでもないのかもしれないけれど。
あほっプル!!
ということで、備品として引き出しの中に用意されていたカードゲームをしたり※トランプ※、ボードゲームをしたり、外国語のクイズや言葉遊びをしたりして、時間を潰す二人。
鳳舞王は手を抜かないと強いんだけど、虎嘯王も程よく強い気がする。
なので、ルールをしっかり守って色んな対戦をして楽しみそう。
えっちはなしなので、今日は何も賭けなかったけど。
ひさしぶりにテレビをつけたら、明日は大晦日かーってことに気づいた。
意外と旅行中だと、季節の催しに気づかなかったりする。それ自体が目的じゃない場合は。
大晦日。
年越しセッ伏字。姫初め。
やばい。やり倒す未来しか見えない…!!
つづく…!
姫初めで鼓翼ができてもそれはそれでいいと思いましたまる!
その頃、鼓翼はヒビと炬燵で丸くなってて、
ヒビが暑いなー※暑さに弱いのかな?※って気を抜いたら龍飛王の姿に戻ってて。
鼓翼が炬燵の向かいで、スヤァって寝てるから、龍飛王は足を伸ばして※龍飛王も長身※鼓翼の股間をこちょこちょして…やめます(笑)
ちょっとした銀普※少年受け※みたいな感じなのかな、龍飛王×鼓翼は。
ヒビの正体が龍飛王だと。
そして彼※龍飛王※には、知性はあっても心がない。
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