DLsiteさんにテキストログの一作目の予告を申請しました。
一作目の内容はリーマン鳳虎が
出会い、初H、レ伏字、温泉下見、再会するところで、約200ページになります。
二作目は、虎嘯王が夢を見た後から温泉えっちを最後まで収録する予定です…!
どちらも買って読んでくださると嬉しい…!
リーマン鳳虎・55
明け方に目を覚ますと、大体鳳舞王が先に覚醒してて、ベッドからは出ないんだけど、わざわざこっちを向いたままスマホでニュースとかを読んでることが多い。
虎嘯王は相手に気づかれないように、そっと薄目を開けて寝たふりをしてみた。
鳳舞王は結構速読で、フリックで操作して横文字を軽快に読破していく。
豹變王は鳳舞王のことを変わり者だと常に評すけれど、要するに他者の意のままにならない優秀な人材※創世の王だから※ということだろう。
それは鳳舞王にとって、最高の賛辞なのではないかと虎嘯王は思った。
海外で働くのが主たる目的で、昇進をせずにコツコツと予算を貯め、情報を駆使して夢に繋げる。実際に現地にも足を運び、人間関係の伝手や土台を作っているようなので、実は会社を辞めた後に勤める先は前以て決めてある。
虎嘯王はそうしたものがないので一から探さねばならないし、車の免許などの国際的な資格もそこで取ることになるだろう。
もしかすると、こうして二人でゆっくり過ごすことは、移住した後ではしばらくの間はないのではないかとすら思う。
虎嘯王は気づかれないように、シーツにくるまったまま、鳳舞王の側に寄ろうとした。
寝ぼけてて…みたいにしようと思ったら、案の定鳳舞王には気づかれていたようだ。
画面を見ながら共寝した相手の顔も同時に確認していたから※鳳舞王は虎嘯王の寝顔も好き※、バッチリと捕捉されていたらしい。
ちょっとだけ、もそっと動いただけだったのだが、当たり前のように腕を伸ばされて、抱き込まれた。
虎嘯王、万事窮す(笑)
寝てます、と言いたかったけど、それを言ったら虎の狸寝入りがバレるし。
むむー、と虎嘯王は瞑目しながら悩んだ。※あほ※
鳳舞王は、腕の中に捕らえた大きなにゃんこの頭の上に横になったまま顎を乗っけて、なんだかご満悦みたいだ。
こうして誰に憚ることなく、独り占めしている感じがいいのだろう。
むむ、と虎嘯王は、またまた心の中で唸った。
起きるに起きれない。
この場合は、どうするのが得策なのだろう?? ※あほ!※
苦しいと言って腕を突っ張る
欠伸をしたふりをして伸びをする
こっちからも抱きつく
鳳舞王の顎にキスする
…全部恥ずかしいなーって、虎嘯王はシーツに包まったまま考えた。
ちょっと頬も赤く染めたりなんかしてね。
昨夜も鳳舞王のテクニックでめっちゃ気持ちよくしてもらって、後ろの奥の方がまだかすかに疼いている。
鳳舞王が入ってめちゃくちゃ動いてくれたからなんだけど。
乱暴じゃなくて、毎回ツボを押さえてて、でもマンネリじゃない攻め方で最後まで押し上げてくれた。実際にはすごく激しかったけど、最中も終わった後も痛みはほとんどなかった。
思い出すとやばい汗※エロい※が出てきそうで、虎嘯王は慌てて思考を中断した。
朝から股間を硬くするようなことを考えている自分が、とても汚れた大人のように感じたからだ。※発情にゃんこ※
鳳舞王は虎嘯王の髪を撫でていて、いつの間にかスマホの画面を消して枕元に置いていた。
虎嘯王は、うーんと考えながら、ちらと鳳舞王の方を盗み見たら目が合って(笑)
ヤバイって思った。
鳳舞王が結構その気になってる。
…気がする。
野性の勘と、鳳舞王の恋人としてのこれまでの経験から、虎嘯王はそう直感した。
いや、でももう朝だし。
部屋も片付けたいし。
朝風呂はまあ、備え付けられたお湯に入ればいいけれど。
でも虎嘯王の中で疼いてたところがまた何かを求め出してて、鳳舞王ももしかしたらそうなのかなって。
いや、でも、疼いたりするのかな?
あれだけやったのに。
鳳舞王の竿が…?※もしかしたら疼くのはきゃんたまの方かもしれない※
そう考えると、鳳舞王の伏字の方が心配になってきた。
使い込みすぎて、不能にでもなられたらかなしすぎる。
それは駄目だぞ※不能は困る※、って、思わず寝起きの声で虎嘯王は言ってしまった。
何が?、と鳳舞王はふてぶてしく首を傾げる。
寝たふりをしていた婚約者を咎めもせずに、相変わらず感情の読めない目線で問うてくる。
朝からなんて駄目だ。
夜も遅かったんだし。※遅くまでやってた※
第一、鳳舞王の体のことが心配だ。
もし懸念通り…鳳舞王が朝から催しているのなら、セッ伏字を拒否するつもりで、虎嘯王は鳳舞王から離れようとした。
その背を回した腕で押し留め、鳳舞王は虎嘯王の手を取った。
何も言わずに、それを自身の浴衣の下に引っ張り寄せる。
当たったものの感触にびくりと虎嘯王の全身が震え、けれど指は引き寄せられるようにその形を辿った。
これが俗に言う朝勃ちなのか、というか、これまでも何回かあったけど。
一緒に横臥しているうちにおっきした※起きた※と言わんばかりの熱に、虎嘯王は我知らずに鳳舞王の雄を扱いてた。※エロい!※
駄目なのは自分の方だと叱責しつつも、手の動きが止まらない。
鳳舞王が張り詰めて、先から濡れてくる。
虎嘯王も朝から興奮していたことに気づき、かあっと顔が熱くなるのがわかった。
鳳舞王は虎嘯王の体を反転させ、後ろからシーツごと抱きしめた。
そのまま虎嘯王の前を宥めながら、浴衣の裾をたくしあげ、後背を指で確かめる。
昨夜の余韻で柔らかくなった秘部に、さっきまで虎嘯王が手コキしてくれた※伏せれない※自身をゆっくりと押し当て、虎嘯王の背中がびくびくと震える反応を楽しみながら大きくなった体積をじわじわと埋めていった。
早朝セッ伏字!
足を無意識に開き、鳳舞王の後ろから伸ばされた手の動きを虎嘯王は内腿と下腹部に感じた。
背後も同時に内側からゆっくりと確実に扱かれ、虎嘯王は生理的な涙が浮かんでくるのを止められなかった。
鳳舞王の顎が浴衣のはだけた肩に収まり、耳朶を何度もその舌で嬲られ、吸いつかれる。
イイ、と、虎嘯王は小さく鳴いた。
バックから挑まれるのはそれほど好きじゃないし、鳳舞王も好まないけれど、こうして密着しながら致されるのは、なんだか身も心も一つになったような錯覚を得て、満たされる。
後ろからすべてを包み込むような鳳舞王の絶大な抱擁力を感じながら、腹の奥も物質的に否応なく充足させられる。
すごく、良かった。
ずっとゆるやかに注挿するだけだった鳳舞王の動きが速まり、高ぶる熱が直腸の中で加速する。
内部で大きく育ったものが破裂する切迫感に苛まれながらも、強く抱きしめられ、前を絞られる掌の動きに虎嘯王自身も体を揺すって応えた。
虎嘯王は、鳳舞王の雄の本能がもたらす動きを全身で感じながら、律動に身を任せ、内と外に情欲の証が勢いよく放たれるのを感じた。
下半身で、朝の「おはよう」をした鳳虎。
朝勃ちだけで一話終わってしまう、鳳虎の婚前旅行三日目の朝!(笑)
あああ、もう、エロしかない世界!
つづく…!
もういい加減帰ってこいよと、豹變王は配信画面の前で不貞腐れていそう(笑)
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